毎日書く日記のネタに困ったとき・・・・レトロ企画って便利なんです。
たまたま保存してあったアイテムを載せるだけで一日が潰せる・・・・(爆) 毎日ブロガーの秘密兵器です。
家電のSHARPさん応援企画は、シャープさんの資金繰りが悪化して潰れるかも・・・・という報道が出てきた時に始めた企画。私が愛用した8ビットパソコン"X1G model30"や、"X68000 ACE"に関連した大昔のカタログが、今なお綺麗に残っているのでそれをご紹介していたのですが・・・・
今日はちょっと脱線して、シャープさんが製造していたPC、『X1』とは別のシリーズの『MZ』シリーズのカタログについてご紹介したいと思います。
同じシャープなのに・・・・X1は『テレビ事業部』が企画販売したもので、MZシリーズは『電子機器事業部』が企画販売したもの。だからX1はスーパーインポーズなど、テレビと融合した機能を打ち出して『パソコンテレビ』と銘打って発売されていました。
それに対するMZは・・・・
私が持っているのは、ほぼ最終型のMZ-2500(通称 Super MZ)のチラシ。
・SHARP MZ-2500・・・・別名 Super MZ! |
当時、内臓のデータレコーダーのデザインが格好良くて、ググッと惹かれたんですよねぇ~。(でも、よくよく考えたら格好良いのはカセットテープであって、データレコーダー自体はそんなに格好よく無いのかな?)
そして『通信機能内蔵』(今で言う、アナログモデムを最初から内蔵しているという意味。)というのも、この当時は魅力的~。3.5インチフロッピーというのも、超近代的~!
256色同時発色カラーというのも、X1では8色しか出なかったので、格別です!
チラシの裏面は、モノクロで文字がぎっしり!
・SHARP MZ-2500・・・・のチラシの裏面 |
『スーパーMZの処理スピードは、先端を極めます。CPUに6MHzの高速Z80Bを搭載』ってありますが・・・・もう少しすれば6GHzのCPUが出ちゃっても不思議ではない2013年現在、6MHzってどれだけ遅いのか・・・・今の3GHzのCPUでいえば、クロック比だけでいえば512倍も遅いのか・・・・
そして、X1はテレビとの融合路線ですが、MZは電話との融合路線なのかしら????
こんなチラシも残っていました。
・COMMUNICATION & GRAPHICS・・・・Super MZ |
このチラシの方が、シンプルだけれども技術志向な人にはより的確に利点が解説してあって、嬉しいのかも。
裏面は、さらに詳解。
・COMMUNICATION & GRAPHICS・・・・Super MZチラシの裏面 |
- CPUに8ビット最速のZ-80Bを搭載 →たしかに当時はそうでしたね。
- 2種類のBASICの採用でMZの豊富なソフトをそのまま継承 →クリーンコンピュータだからこそ、そして互換性重視のハード設計がなせる技
- 即戦力で多彩なパワーを発揮する充実の同梱ソフト →どうなんでしょうねぇ?
- 大容量640KBの3.5インチフロッピーディスク →規格で言えば2DDってやつですかね。2HDだと転送速度が速すぎて、Z80じゃぁ間に合わないんですよね。
- 迫力のあるゲームの動きが楽しめる高速表示PCG →スプライトはこの時代、高値の花だものなぁ
- より自然音に近づいた多彩なサウンド機能 →当時はFM音源を積む=スゴイという図式だものなぁ
- 人間工学設計の多彩なキーボード →そうなんだ(笑)
- 自由自在に操れる各種データ機能 →なんか強引な気が・・・・(笑)
- アナログ音声までもネットワークするボイスコミュニケーション →どういうこと???(笑)
- Super MZとのコンビネーションでさらにパワーアップするモデムホンの電話機能 →む~???
- 美しさが際立つ高精細度のグラフィック画面
最後の方に行くと、だんだん訳がわからないなぁ。『アナログ音声までもネットワークする』ってなに?
と思ったら、さらにチラシを発見! ボイスコミュニケーションインターフェイスですって!!
・ボイスコミュニケーションインターフェイス |
ってよく見ると、ただの留守番電話ってこと??? 発信機能が新しいといえば新しいけれど・・・・予めテープに録音してある音声を、指定時刻に自動的にダイヤルして相手に伝えるって・・・・自分で直接相手と喋ったほうが早いような・・・・(爆)
『さぁ、いよいよ音声でパソコンをネットワークする時代の開幕です。』って、全然意味がわからない~
つづく。