ヘッドホン修理

会社の後輩が・・・・『最近ヘッドホンの調子が悪くて。どうもコネクタ接触が悪くて音が聞こえない・・・・』なんて言っています。


それを聞いた私は『コネクタのはんだ付けなんてお安い御用』と修理を引き受けました。
1万円以上する高価なヘッドホンなんですって。私はあまりオーディオに興味が無いのであんまり高いのは買わないの(爆)

・BOSE製のヘッドホン。いや、イヤホンと言った方が良いかな(?)

もう使い物にならないから壊してもいいですよと事前に了解は取っているので、では遠慮無く・・・・


パキッ!

・ニッパで線を切断します

どうせ2芯のシールド線だろうと考えていたのですが、切断したケーブルをみて愕然!

・物凄い細い6芯ケーブルが!

なんじゃこの細いケーブルは!


しかも赤いケーブルが2本、青いケーブルが2本、金色のケーブルが2本。シールドなんて無し!


なんじゃこりゃ~(?)(?)(?)


仮にこのケーブルが銅線ならば、お互いに触れるのでショートしてしまう・・・・ということはこの糸みたいに見えるのは外部被覆か(?)
糸を解いていくと・・・・中身は何にも無し!なんじゃそりゃ~~~~


どうやら髪の毛みたいに細い銅線が一本だけ紛れ込んでいるみたいで、テスターで当ると運がよければ導通あり。


そしてググると、このケーブルは外部被服ごとハンダ付けして、外部被服を焼ききって銅線と接続してしまうタイプなんですって。
なんて不安定なハンダ付け条件なんだ! だから接触不良を起こしたんだな。高級品なんだからこういうところをケチるなよなぁ・・・・

・22[W]のハンダゴテでは歯が立たず、40[W]で焼き切りました

22[W]のハンダゴテだと外部被服が焼ききれず、うまくハンダが乗りませんでしたが、40[W]タイプで何とか強引にハンダ付け。


なんかあの銅線だとまたすぐに切れて接触不良を起こしそうです・・・・