つい先日、自宅でまだ常用しているWindows2000で使用しているMicrosoft社製ブラウザはIE6までしか対応していないのでバージョンアップすることも出来ない状態。
いよいよ世の中ではIE6を駆逐する動き(わざわざトップ画面でバージョンチェックして弾かれる!)も出てきて限界を感じていました。
https://…/2012/01/12/ 常用するブラウザを乗り換えてみようかと・・・・
そこで乗り換えたFirefox。
JavaScriptがサクサク動いて快適~というところまでは前回書きました。しかもFirefox、プラグインという形で様々な機能を追加することができるのです。
現在使っているのは次のプラグインたちは・・・・
- AdBlock Plus(広告ブロック機能を提供)
- NoScript(JavaScriptの実行禁止をサイト毎に細かく制御)
- IE Tab(FirefoxとIEレンダリングエンジンをサイト毎に切り替え可能)
この3つ。
話は少し過去にさかのぼり、まだIE6をバリバリ使っていた時代・・・・
スパムメールが大量に届くので、その対策にと購入した『ノートン アンチスパム 2005』。ところがこのソフト、電子メールのスパム対策以外に、Web広告ブロック機能も付いてきたのです。
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・ノートン アンチスパム 2005 半年に一回ほどアクティベーションが必要。私の場合は長く使いすぎてアクティベーションの回数オーバー! サポートセンターに電話して制限解除してもらったほど使い込んでいます! |
Web広告ブロックはIEの暗黙的なプロキシとして機能して、HTTP通信を中継しつつも『受信した』HTMLの中身を検閲して広告と判断したhtmlタグの開始~終了までをごっそり取り除いてくれます。
なにを広告として判断するのかは、シマンテックからパターンファイルが定期的に更新されるのですが、さすが海外の会社。海外サイトしか広告として認識しません・・・・
となれば、自分でパターンを定義しようっと。広告と見なすURLを記述すれば・・・・あ~らすっきり広告が無くなったわ~
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・Norton AntiSpam2005 広告とみなすURLパターンをひたすら定義します。 |
これなら非力なノートPCでも快適Webブラウジング可能!
しかしそのうちWebサイト側も対策してきて、広告をhtmlで固定的に記述せず、JavaScript内で吐き出すようになってきて、アンチスパムでは対応不能に。
それではと、IEのセキュリティー設定を細かく管理して、信頼していないサイトはすべてJavaScriptを無効に。しかし機能的に必要で無効に出来ないサイトはイントラネットゾーンとして登録し、限定的にJavaScriptを許可。
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・広告カット前のWebページ IE6でレンダリング |
そして『送信する』HTTPのURLでフィルターするために自作で軽量ないっさいキャッシュしないプロキシソフトを作成し、ブラウザから吐くすべてのHTTP GETコマンドを全部検閲し広告ブロック!
あっちコッチのフィルターを手動でメンテする手間はあるけれど、自分で挙動をコントロールできるのって、すてき~
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・広告カット後のWebページ Firefoxでレンダリング |
その他、目に見えない情報収集用のタグとかも埋め込んであるので根こそぎカット!
特に出張先でネットワーク回線が細い時や、モバイルで通信している機会が多いので大助かりだし、パケ代も節約可能!(使い放題だから関係ないけれど。)
さて、ここで話が元に戻りFirefox。
今まで自作してまでちょこまかやっていたことと同じことがプラグインであっさり出来てしまうのです。GUIで!(今まではテキストファイルを編集する方式ね。)
JavaScriptを殺すだけでほとんどのWebサイトの広告をカット可能だし、そればかりか、自分で作ったフィルターをインターネット上に置いておけば複数のPCが勝手に同期してくれるので、自宅の2台に加えて会社のPCも同期する設定。
フィルターはデフォルトで付いてきたやつは全て削除して、全て自分で定義しなおし。これなら自分が普段見て回るところだけ必要最小な定義で済みますし。
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・自分でフィルター定義を作り、自分自身で購読しています。 |
最近ではこの広告カットする行為が大論争になっていて、否定派では『レストランに入り食い逃げするようなものだ』とか、肯定派では『自分たちが仕掛けた罠(広告)に引っかからないからと怒り出すのは何事か・・・・』と。
難しい時代になりましたなぁ・・・・