都県境・大垂水峠を越えるJR中央本線と国道20号・甲州街道 後編

さて、長文日記になってしまったので前編・後編に分割させていただきました。


前編では、都県境・小仏峠の東京都側を探索していましたが、後編は神奈川県側を探索します。
まずは、国道20号・甲州街道の現道を使って、峠を越え神奈川県へ。小仏峠ルートは線形こそ直線に近い形ですが、自動車が越えるには狭隘すぎるため、明治21年にルート変更され、現道はすぐお隣の大垂水峠を越えています。

・R20現道 大垂水峠越え H=392[m]

東京都側からずーっと登り坂だった甲州街道も、峠を越えると一気に下り勾配に変わり、大きく『右に』カーブしています。

・R20 大垂水峠を越えると神奈川県 そして大きく右カーブ・・・・

そう、『』なんです。


さて、いったん神奈川側の下界まで降りてきたら、再び反転して峠に向かいます・・・・昭和31年頃まで使われていた旧道を使って!(爆)

・R20現道で下界まで降りてきたら・・・・ ・再び反転して旧道で峠に向かいます

そう、甲州街道・大垂水峠越えの現道神奈川側は、道路改修されたいわば『新道』であり、実は使われなくなった『旧道(明治21年~昭和31年頃まで使用)』も存在しているのです。

今回の探索はこの大垂水峠越えの旧道にフィーチャー!
この旧道、しばらくは舗装されていましたが、点在する住宅の住民向けで、最後の宅地を過ぎたら・・・・

・未舗装。 落ち葉が積もってフカフカ。ついでに『車両通行止め』ですって・・・・。ということは徒歩なら・・・・(爆)

道幅が旧に狭くなり、そして当然未舗装に


しかし、昭和31年で廃止された国道の跡はしっかりと残っています。よしっ、行ける所まで行ってみよう~~~♪(ていうか、最後まで行く気満々。)
ていうか、昭和31年といえば当然自動車も通行していたことでしょうが、この道幅・・・・。近年の林道級の狭隘さ! バイクで通るのがやっとじゃん。


GPS測位によると、スタート地点と峠までの標高差は237[m]。てくてく・・・・。徒歩ならトレースは簡単!(?)

・倒木で塞がれている・・・・

いや、いきなり倒木が道を塞いでいますね。よしっ、ココはAボタンでジャンプ!(爆)


その後も、ドロッドロにヌカルんでいたり、木々が生い茂っていたり・・・・

・木々が道路を塞ぐように・・・・

まぁこれぐらいは何とも無い。バキバキと進みます


そこ、Aボタン!

・沢山ある倒木

ぴょ~ん。


そしてついには『通行止め』の看板が!

・通行止めの看板。市町村名が古いので、忘れられた看板か(?)

あら~・・・・
ココから先は自己責任か。まあそのために複数人数で来ているんだし・・・・Go!


この時点では登っている本人たちも気が付いていないのですが、結構な上り坂!(帰りに坂を下るときに気が付いた!)
現道は千木良の交差点から登坂にかかるのに対し、旧道は周辺の集落を通った後に登坂にかかるので、必然的に現道より登坂角度が急になります。


気分は完全にハイキング。さわやかな自然の中を歩く。現道は見上げるぐらい高いところを高架で走っているため、全く自動車の音がしません。
気になるのは年代物のゴミたち・・・・

・UCC缶コーヒー ・コカコーラの瓶

まだプルタブ時代の缶ジュースたちや、瓶コーラ。あとはなぜかあちこちにゴルフボール。
昭和31年から放置されたのか・・・・、はたまた現道から投げ捨てられたものか・・・・(?)(?)(?)


おやっ!(?)

・なにやらオブジェが・・・・ ・不安そうな丸太橋

沢渡りには丸太橋
旧ルートは高架橋とかが一切無く、自然の地形をそのまま利用しているため、沢に沿ったルート取り。沢をいくつか跨いでいくいちにじわじわと標高を稼いでいくのです。沢渡りは必須!


う~ん・・・・一跨ぎで渡れる幅ではないし、ジャンプして渡るにも微妙だなぁ・・・・


ダイエットしている私を信じるか・・・・恐る恐るチャレンジ!

・全神経を丸太のきしむ音に集中しているので・・・・えらいへっぴり腰なた~さま・・・・(泣)

丸太が細いので、グラグラ揺れるの。怖い~
こんな時、くぼたさんはちゃっかり沢に降りて渡るルートを選択。しかもマジ渡りの最中の私をしっかり撮影されているわ・・・・全前気が付かなかったわ~~~~


さらに進んで第二の沢。この辺りでは道筋が消失しています。沢なので雨が降れば水流があり、長い間かけて道路構造物が破壊されてしまったと想像できます。

・沢の真ん中に立って振り返ってみました。

さて進むべき道が無い・・・・付近を探索
以降、沢のたびに地形が解りにくくなっていて、探索を繰り返すことに。ミスコースしてしまうことも1回ありましたが、結果的には沢を渡ったらぐるッと進路が反転するのが正解です。


所々に人間の手が入った構造物が見つけられればオンコースの証なんだけれども・・・・ここで文明の利器を投入!

・道を見つけて回復 ・所々に人工物があります。これなんだろう(?)(?)(?)

携帯電話GPS!


素晴らしい~。そしてキチンと旧道も地図上に記載されているのが素晴らしい~

・携帯電話GPS  旧道上にオンコース!

これなら迷うことなくトレースできそうです。


また沢で道筋をロスト・・・・

・沢付近はトレースが難しい。

GPSパワーで迷うことなく復帰。


しかし、終盤になればなるほど道筋がしっかりしてきて、歩きやすいです。寒い冬だけれども、山歩きをしていると体はポカポカ。

・頂上が近くなってきました  写真で見ると結構な登坂だね~

ひぇ~、これが一級国道だったとはとても思えない・・・・。こりゃ~大型車通行困難だなぁ。


終盤、最後のヘアピンから、峠の頂上に向けて緩やかなRで伸びていく部分では・・・・

・くっきりと道の跡が。そして現道に面している建物が見えてきた~

しっかり道路っぽい。右端には側溝もあって、水が流れています。普通の道路端のドブみたい。


やった~、ゴール!(?)

・目と鼻の先が現道だけれども・・・・

いや、民家で塞がれている・・・・


これは通り抜け出来ないわ~
しかも洗濯物とかも干しているので、住民の方がバリバリ活用中。ここで断念しました。

・GPSマップでも、現道は目と鼻の先!

さて、ここで今日の最初の自動車での峠越えシーンに戻ってみましょう。

・R20甲州街道 現道で東京都側から大垂水峠を越えたところ

旧道は『』にカーブして一気に坂を下っていたのですが、右カーブの高架橋ルートに変更されたことがよ~くわかります。


ここまで下界から1時間30分
仕方なくUターンして旧道を戻るか・・・・


登ってくるときには気が付かなかったけれど、結構な角度で坂を下っていきます
結果、結構イージーな廃道探索なのでした。蜂の攻撃とかが無いこの季節は探索にオススメ!


充実した探索収めなのでした!

https://…/2011/12/29/ 都県境・大垂水峠 補充探索編