ギアシフトペダルのメンテ

愛車のバイク、21歳のVFR750F(RC36)。私のバイクのギアシフトペダルを取り付けているボルトすぐに緩みます
とにかくすぐに緩むので、緩んでいるのが標準状態となり、そのまま使用しています・・・・


今日は本当は雨。というわけで少し前の整備日記をお楽しみください。そして、さくっと終わるはずだった整備なので写真もほとんど撮影していなかったのですが・・・・、とりあえずお楽しみくださいませ。


すぐに緩むボルトは・・・・

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・ここにボルトがあるのです・・・・ ・別の角度から・・・・見えない!

コレです。エンジンの振動がダイレクトに伝わる場所なのと、すぐ上がチェーンを駆動するスプロケット!
チェーンに遠心力が働き、チェーンオイルが一番飛び散るところで、チェーンオイルが変身したドロドロの黒い固まりデロ~ンと垂れてきます。これが潤滑の役割を果たすのか(?) とにかく緩むのです!
緩みすぎるとVFR750F(RC36)独特のサイドスタンドカウルと干渉して、カウルを割ってしまう事故を起こします。過去に何度もカウルを割っています!

https://…/2009/10/03/ サイドスタンドカウル交換2009 ~159,409.0km~

いつもは小さなメガネレンチで締め付けていたのですが、トルクが足りないのかなぁ(?)(?)(?)
よし! 強大なトルク兵器、スピンナーハンドル(別名、ブレーカーバー)でボルトを締めよう!

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・長~いスピンナーハンドル(スナップオンでの呼称:ブレーカーバー)

クイッ、クイッ!
なんだよ~、この軽く回る感。やっぱり締め付けが足りなかったのか・・・・


もうぼちぼちかな・・・・と思いつつも、余りに軽く回るため・・・・


クイッ、クイッサクッ!
げっ、急にトルク感が無くなった! しまった~、ネジ穴舐めたか(?)(?)(?)


ココまで来たら、もう半回転してみようか・・・・

残念ながら写真はありません
・ココゾというシーンで写真が無い!

パキッ!
と音がして、ボルトが折れました・・・・ (泣) さすがはブレーカー!(breaker=破壊者)


ヤバい!! 直ちにサルベージ開始! まずは周辺の清掃から・・・・

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・折れたボルト この後、とりあえずボルトは取り外せました

幸い折れたボルトは綺麗に取り除くことが出来て、ペダルそのものをいったん取り外そうとっ・・・・取れない!


パーツリストと睨めっこして、サービスマニュアルを見ても、ただ単に引き抜けばいいのに・・・・

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・新品のパーツで構造の勉強 ただ単に軸を掴んで締め付けているだけのはず・・・・

仕方がないから、予備で持っているパーツを開封し、仮組みしてみますが・・・・、確かに引っ張ればはずれるはず!


ザ・パワー!

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・ようやく外れたブレーキペダル

スポッと外れました
20年超の長年の油分でドッロドロなので、パーツクリーナーで綺麗に洗浄。


車体側にこびり付いている黒いドロドロクリームを、綿棒使って掻きだして清掃!

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・油汚れも綺麗すっきり!

最後にもう一度組み上げて、コレまた予備でストックのあった新しいボルトで締め上げます。


緩まないようにネジロック剤も処方してみました。

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・ネジロック剤を塗布しメガネレンチ締め ・ピカピカに生まれ変わりました~

ただしもうボルトを折りたくないので、従来通りメガネレンチで限界まで締め付けておきました。


夏の対北海道ツーリング向けに、まだまだ整備するぞ~