幸せな名前の駅

関西出張中でリアルタイムなネタが切れているので、過去に撮り溜めしている写真をアルバム気取りで見ながら思い出でも語ってみよう・・・・という企画の第二弾です。


400ccのバイクに乗り始めて、初のロングツーリングに行ったのが能登半島の先端、禄剛崎。
人生初のロングですから、今ではなんてことない事でも当時はドキドキ! そんな特別な場所なので、750ccに乗り換えた後でも数回訪れています。


そんな能登半島で、とってもロマンチックなのがこちら・・・・

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・のと鉄道 恋路駅(こいじえき)

朝モヤで景色が少し霞んでいるので、雰囲気3割増!です。


鍋乃と助三郎の悲恋物語が伝説として残っている恋路海岸に近い駅として、『恋路』と名づけられた歴史のあるもので、近年の観光客のための話題作りのためのものとは違うのです。
小さな小さな無人駅というのがまたいいですねっ!

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・ホームは高台にある白い建物のところ ・場所はココ

駅舎はなくて、ホームに屋根付きの待合所があるだけ。


残念ながらこの鉄道も2005年に廃線になってしまい、今行っても永遠にやってこない電車を待ちつづけることになります。
当初は写真の小さな道が国道だったので自然と目に入ったこの光景ですが、近年は立派なバイパスが出来ていつのまにかそちらに流れてしまうので、ここに来ようと意志がないとたどり着けない場所になってしまいました。

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・錆びたレールが鉄道として終わっていることを物語っています

私が最後に訪れたのは2005年6月26日。ギリギリ鉄道が廃線になってしまった時・・・・。廃線になってこの先どうなるかわからない!ので一度見ておくことにしたのです。


すでにホームに行く道は蜘蛛の巣が張っていてそのままでは自然の中に埋もれてしまいそうでしたが、あれから5年、今はどうなっているんでしょうか・・・・。