愛車のバイクVFR750F(RC36)で使用している自作LEDテールライトに不具合が生じたため、急遽第2ロットを製作することになりました。
前回の日記では、LED発光基板の左右2つの製作が完了しました。
今日は、製作が完了したLED発光基板に電源を供給する基板の製作をします。
LEDは豆電球と違って、プラスとマイナスをバッテリーにつないでしまうと(大きな電流が流れすぎて)燃えてしまいます・・・・。明るさをコントロールするためには電流をコントロールしてあげる必要があり、ストップランプ状態の 27[ミリアンペア] を流したり、テールランプ状態の 2[ミリアンペア] を流し込む回路を18個搭載するのです。
https://…/2009/10/21/ テールライトLED化計画Part.2 仕様を決めよう・・・・
https://…/2009/12/31/ テールライトLED化計画Ver.2 基礎実験&回路製作その1
回路設計と基板部品配置、配線パターンの設計は完了しているため、実際の作りこみを始めましょう。
まずは、ユニバーサル基板をカッターナイフで切り出して、所定の大きさを作ります。
・カッターで切り出します | ・左右で使用するので2つ用意します |
この基板に、設計どおりに部品を取り付けていくのです!
ちなみに、部品配置と配線パターンはこのように設計しています。
・電源供給基板のパターン設計 |
部品の取り付けは、背丈の低い部品から取り付けていくのが基本中の基本。
まずは100[Ω]抵抗器を19本取り付けます。
・抵抗を配置しハンダ付けします | ・19個取り付け完了 |
もう一枚の基板も抵抗器19本を取り付けます。
その後は、電流の基準となる『定電流ダイオード』と電流の回り込みが発生しないようにするための『整流ダイオード』を配置していきます。
・2つの基板に抵抗設置完了 | ・ダイオードを取り付け中 |
ちなみに、ノイズ対策用のツェナーダイオードと高耐圧250Vコンデンサは手持ちの部品が不足しているので、今回の作業から除外して後回しにして、次にトランジスタの配置。
トランジスタは熱に弱いし比較的高価な部品(←今回使いやつは安いけど・・・・)なので、ハンダ付けには気を使い緊張するのです。
・3本足のトランジスタ 2SC1815-GR | ・最初の一つ目 |
ちなみに、基板の裏側は、この時点ではまだシンプルです。
・まだ部品を取り付けただけの基板 |
な~んにも配線しておらず、とりあえず部品をハンダ付けしただけですね~
ここから先は、拷問です・・・・。
・4個取り付け完了・・・・ | ・10個取り付け完了・・・・ (>o<); |
今回は赤色LEDの数をたくさん増やしたので、それらを駆動する電源回路も増えてしまうのです。
ふ~・・・・、ようやく部品の取付が完了~♪
・19個取り付け完了! |
ノイズ対策を考えないのであれば、動作に必要な部品はこれだけとなります。
右下の空いたスペースは、来週火曜日の都内出張の帰りに秋葉原に立ち寄って部品を入手してきます。
おっと・・・・
まだこれら部品の配線をしなければならなかった~ ひぇぇぇぇ~~~~
・配線途中・・・・ | ・ハンダで配線していきます |
使用しているハンダゴテは 22[W] と非常に低電力なタイプ。これは、前途のトランジスタなど高温に弱い電子部品をハンダ付けするために使用しているのですが、このようなハンダで広範囲に配線していくためには熱量が不足するので非常に苦労します。
かといって手持ちのもう一つ上のクラスのハンダゴテは 40[W] のタイプなので熱量が大きすぎ、ハンダが焦げてしまうし・・・・
ナンダカンダで配線が終わるとこんな感じになります。
・配線完了 基板中央を横に走るグランド(≠マイナスの配線)に苦労の跡が・・・・だいぶ焦げている! |
最初に出てきたパターン設計を忠実に実装しています。
あっ、もう一枚やらないと・・・・(泣)