自宅・八王子からは国道16号線を南下するだけで気軽に訪れることが出来る三浦半島。1時間もぐらいで行くことが出来るので、私のお気に入りポイントなのです。
特に、冬の時期は山に近づけないので、暖か~い三浦半島は心のオアシス!
そんな身近な三浦半島なのに、まだまた知らないところは沢山なので、(交通安全運動期間なので)のんびりと走ってきました。
・八王子から南下すれば三浦半島 R16は輪っか | ・最近のソロツーはFMラジオ@FTM-10Sが楽しい♪ |
最近の旅のお供、FTM-10Sに内蔵のFMラジオがあると、のんびり走っていてもイライラしないし、最初はラジオ聞いていると気が散ってしまうような気がして周囲の交通に集中できなかったのですが、人間の適応能力ってすごいな・・・・。ラジオ聞きながら走っても気が散らなくなりました。
横須賀散策
さて、今回の目標はまだ一度も食べたことが無い『よこすか海軍カレー』を食べてみることなのです。
もうシルバーウィークも終わって道は空いているかと思いきや、三浦半島に入るのまでは結構渋滞・・・・。ようやく横横道路逗子IC、ここからフラフラしてみることにします。
・横浜横須賀道路 逗子IC |
横横道路(国道16号バイパス)を降りて、本家国道16号で横須賀の街に向かうと・・・・やっぱり白バイ多いなぁ。スピードが出そうなところにだけ居やがる・・・・。
やがて、国道に横須賀らしい看板が登場です。
・むむむっ | ・横須賀基地だって |
東京湾の入り口だったこの地は、遠い昔から軍事の要衝で、その後もアメリカ海軍の基地としてその色を残しつづけている海軍の街なのです。
横田基地の辺りもそうだけど、この辺りも街の様子がアメリカ。英語が得意になれそう(?)(?)
・英語のほうが上に書いてある・・・・ OFF LIMIT(?) |
そして、警察がうじゃうじゃ居て、写真撮ったら職質でもされちゃうんじゃないかとビクビクしながら撮った横須賀基地入り口。
・横須賀基地の入り口 | ・U.S. NAVY, Fleet activities YOKOSUKA |
横田基地が近いせいか『U.S. Air Force』という表記は見慣れているので『U.S. NAVY』はちょっと新鮮。
隣にある三笠公園では、戦艦(記念艦みかさ)が海に浮かべてあり、(有料だけど)中に立ち入ることも出来るみたいです。
・記念艦みかさ | ・巨大な砲門がいくつも |
今の戦艦だと、レーダーでいち早くキャッチして攻撃戦闘機で打撃するのであんまり大砲って見かけない気がするので、時代を感じられます。
ちなみに、戦艦の手前の桟橋からは東京湾内で唯一の自然島である『猿島』への渡船がピストン輸送していました。
片道わずか1.7km。へぇ~、今度コレに乗って小さな船旅もいいなぁ。
お腹が空いたから、カレーを食べに行きます。目指せ『横須賀海軍カレー本舗』。
・なんか隣がココイチって、損した気分! | ・場所はココ |
隣のココイチのほうが目立ってるジャン! ついココイチの香りにつられそうになりますが、グッと我慢して素通りし、本舗へ。
・カモメの水兵さん(?)とカレーと、カレーソフト(?)(?) | ・横須賀海軍カレー本舗 |
カワイイ水兵さんがお出迎えです。
メニューはボリューミーなものからさまざま。『横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲 featuring戦艦三笠』なんてのも!
・よりどりみどり | ・黒カレーの黒はコーヒーの黒 |
でも、初めて食べるので変化球ではなく、ベーシックなカレーを。
明治41年の海軍のレシピ『海軍割烹術参考書』という本に基づきイギリスのカレーシチューを再現したカレー『スペシャルチキンカレー』にしてみました。
喫茶店みたいな店内は、『ひとこと帳』なるノートが。来店者がいろいろ書き込んでいくみたいです。
・ひとこと帳 | ・大阪から来た人も居ました!! |
横須賀海軍のネームバリューは、大阪まで届いているみたいです。
ちなみに、私は何を書いたって(?)(?) 秘密です。
そうこうしていると、カレーがやってきました。
・これが海軍カレー。確かにシチューみたいです | ・サラダに牛乳に福神漬けにチャツネ |
わわわっ、甘~い!
ものすご~く野菜の甘さが前面に。多少辛いけど、やっぱりシチューに近いです。
・野菜がたっぷり!! |
昔の海軍の船での生活では、栄養の偏りにより脚気患者が総隊員数の32%に達するなど深刻な問題で、イギリス海軍の兵食を参考に食生活を改善。そのうちのメニューのひとつが"カレー"だったそうです。
食後にはコーヒーも付いていて¥1,200円。
辛いカレーが好きなひとにはチョット違うかもしれませんが、カレーシチューは自然な甘味が美味しかったですよ♪
馬堀海岸
食後は馬堀海岸でまったり。
東京・皇居を中心にグルッと神奈川・東京・埼玉・千葉と円のように取り囲む国道16号・東京環状も、その末端部は静かなものです。
・R16 馬堀海岸 |
南国気分が満点です。
この辺りに住んでる人は羨ましいなぁ~。海水浴客で混雑する海岸ではなくて、地元の人しか来ない散歩コースな海って。赤ちゃん連れのママさんがのんびり海を見せに散歩にきていましたよ。
・ポツリ、ポツリと人が居る程度 | ・猿島も良く見えます |
もう少し南下すると、東京環状もひっそりと終わってしまいました。
・ただの交差点だけど、幹線2桁国道の末端 | ・末端の看板 |
今度千葉県側の反対側も発見してみようっと。
観音崎
公園になっている崎で、東京湾に出入りする船が通る浦賀水道航路が見渡せます。
間髪を容れずに通り過ぎる船を眺めていられるので、船好きにはたまらないのかもしれません。
・観音崎 | ・軍艦も通ります。その奥の山々は千葉・房総半島 |
今日は天気が良くて、反対側の房総半島がとってもよく見えます。最短の富津岬の先端まで、わずか7km。
この公園は、なんとバーベキューフリー。今度ココでバーベキューなんてのも近いしイイかも!
公園内は、小さな砂浜もあるし、昔の砲台の跡とかも点在、観音崎灯台や東京湾海上交通センターとか重要な施設も点在しています。
・観音崎灯台 | ・東京湾海上交通センター |
観音崎灯台は、日本で最初の洋式灯台で、この灯台が初点灯した11月1日日を『灯台記念日』として定めるほど。東京湾に出入りする船にとって最重要な場所なのです。
そもそも東京湾って、正確には『ココ観音崎と富津岬を結んだラインの内側』というぐらいですから・・・・
せっかくなので灯台に登ってみることにします。
・"引き"で見ると結構高いな・・・・ | ・プチ登山が必要です。(150m) |
さすが灯台。低いところに立てても意味が無いので、山登りをします。
よいしょ・・・・よいしょ・・・・
・ようやく観音崎灯台 |
ここは参観灯台なので、¥200円で灯台内部にも入れます。さっそく・・・・
・ぐるぐる・・・・目が回る | ・壁面には全国の灯台の写真が掲示 |
けっこうグルグルすると・・・・
頂上に出て、絶景!
・砲台跡と房総半島・洲崎方面 | ・意外と足がすくみます・・・・ |
横を見ていると気分は良いけれど、下を見るとダメです。
コレだけ広い東京湾でも、大型船舶が通ることが出来る深い場所は限られていて、しかもここ観音崎から富津岬の間は大きくカーブしているし、第n海堡とかの砲台の残骸が残っているためとっても操縦が難しいらしく、幅1.4km(片側700m)の浦賀水道航路が定められています。
・航路の目印・航路標識 船の世界は右側通行です。 | ・次々と大きな船がやってくる この距離ですれ違う! |
この狭い航路に大型船がひしめき合う為、東京湾海上交通センターが無線で各船舶に指示や情報を与えたり、大型船舶の入出港時刻が重ならないように調整しているのです。
(一定以上の大きい船舶はココを通る前に申請が必要で、その情報は東京湾海上交通センターHPにも載るので、大きな船を見に行くときはその時間に合わせると良い。)
まったり三浦半島
そのまま海沿いを南下。今日はとてもよい天気なので、海の青色がとっても気持ち良いです。
・潮風が気持ちよい♪ |
そして、畑と海と房総半島のベストショットを狙ってアッチふらふらコッチふらふら・・・・。
・浦賀水道と房総半島 | ・風車 |
畑の緑がちょうど無い時期なので写真がイマイチ・・・・。相当場所探ししたのに~。
あと、今度行ってみようと思う海鮮屋『エナビレッジ』の場所を確認しようかと思ったら、超悪路で諦めてしまいました・・・・(T_T);
三崎漁港
まぐろ漁船基地の三崎港。ここには結構マメにマグロの輪切り(?)を買いに来ています。
・観光市場は今日も大混雑! | ・周辺にはマグロ料理の店がずら~っ |
私の巡航ペースがよほど遅いのか、カレーを食べてから5時間が経過していました・・・・。
よし、もう一回食べよう!
そんなに量は食べれないから、シンプルに丼で勝負! たくさんあるお店の中からお寿司し屋さんをチョイス!
・寿司 たち吉 | ・廻らないおすし屋さんだぁ~ |
さすがに時間が16時30分。店内は私だけ。チョット緊張しちゃいます。
マグロ丼でも良かったのですが、地元の白身魚のヅケとマグロヅケをミックスした二色ヅケ丼¥1,700円にしてみました。
むほほほほ~っ
・二色ヅケ丼 | ・一つ一つの切り身がジャンボ |
マグロよりもこの白身がスゴい。モチモチぷりぷり♪♪♪
やっぱり地元の取れたてにはかなわない、心地よい弾力のある刺身。白身ヅケ丼でもよいぐらい!
身近な三浦半島だけど、それでもここに来ないと味わえない物や雰囲気が沢山。
イイね!
・短い距離なのにDoor-to-Doorで7時間! |