東北巡りツー6日目~ウミネコが主役の蕪島に大ウケ!

はぁ~、今日も目覚めると全面ウェット! 幸い出発する頃にはドライ路面になりましたが、本当に今回の旅は天気に恵まれません・・・・。
今日は、青森県八戸市からスタートします。実は八戸に『ウミネコに占領されている陸続きの島』があり、ぜひ訪れたいので近くのステイ場所を選定していたのでした。

蕪島(かぶしま)

マイナーなところかと思っていたのですが、道路の案内標識に『蕪島』が出ているぐらい有名なところらしく、迷うことなく島らしきが見えてきました・・・・が・・・・(?)


遠くから見ていても『白い何か』がたくさんあることがわかるのですが、近くに行くと『ミャー♪ミャー♪』と大合唱。
カモメの仲間『ウミネコ』が繁殖のために集まってくる不思議ところなのです。

・島が見えてきました ・ん・・・・!(?) ・この白い点々は・・・・(?)

あまりに大量なウミネコにコチラがビビッてしまい、そしてバイクが『ウミネコ爆弾』を喰らうのが怖くて近づけず・・・・遠くにバイクを止めて歩いていくことに。不思議なことに、島にはウミネコが大量に集まっているのに、少し離れるとぜんぜんいなくなるんです。
頂上には蕪島神社があり、そこまで階段で登りますが・・・・後で知ったのですが、無料の傘があり、これを差して登ることで爆弾からの脅威から身を守るのだそうです。そんなことを知らない私は、生身の体一つで登ります。

・ずいぶん離れて停車 ・さぁ行くぞ! ・爆弾に注意! ・傘があるなんて知らなかった~

しかしここのウミネコ、人間に慣れているのか何なのか・・・・ぜんぜん逃げません
これだけの量で囲まれていると、こちらのほうが不利な気もしてきます。そして頂上に到着、神社は完全にウミネコに占領されている状況!

・階段もウミネコが占領 ・鳥居をくぐると・・・ ・おいおいおぃ~ ・とにかく一面がウミネコ
雰囲気をお伝えするために 動画 を用意してみました。クリックしてみてね。

笑う~! 人間1人 vs ウミネコ1,000匹(目測値)。無理だ~。
ウミネコって良く見ると精悍で怖い顔をしています。目の周りに赤いリングがあり、デーモン小暮閣下みたい・・・・。

・精悍な顔立ち ・ヒナ鳥が ・あっちにも ・こっちにも

おや!(?)
良く見るとヒナ鳥もいます。近くにある看板に説明があったのですが、ウミネコはこの島に2月頃やってきて、3月~4月に交尾・巣作り、5月に卵を産んで、6月上旬に雛が孵り、7月は育て、そして8月には旅立っていくのだそうで、私はちょうど良い時期に来たことになります。
ヒナの近くにはぴったりと親鳥が付いて離れず、私を警戒。

・運開きめぐり・島を3周しなさいとのこと

ちなみに、蕪島神社の周りの通路を3周すると『幸せになれる』そうなのですが・・・・

・通行止め ・こんなところ通れない~

とても1人でコイツらを押しのけて、しかも3周もする勇気はありません!
この島、とっても面白い! とにかく一人でウケていました。

八甲田山

八甲田山といえば雪中軍行事件が有名ですが、時間の関係で今回の旅では大幅カット! ぐるりと八甲田山周回して、爽快ワインディングをするつもりでしたが・・・・あいにくの天気で景色を楽しめず・・・・。
近くにあるという田代平湿原を見に行くつもりでしたが、調査が甘くて場所を見つけられず断念。

・県道40号 八甲田山周回 ・田代平湿原はこの辺りだけど ・代わりに銅像見学 ・悲しいかな背後の八甲田山はまったく見えず

代わりに後藤伍長の銅像を見てきました。
この辺りは物凄く山深いので・・・・そこを通る道は当然険しく、橋は長くて高~いの。

・R394城ヶ倉大橋 ・長さ360m/高さ122m 日本一 ・橋の中央にはマークが ・下を向くと・・・怖い~

橋の中央から122m下を覗くと・・・・怖~い! 高いところは嫌いです。
さて、八甲田山はこのくらいにして、峠を越えてお隣の十和田湖に向かうことに。

・峠を越えて・・・・ ・R103笠松峠

相変わらず低い雲が邪魔で、景色は絶望的です。

奥入瀬渓流&十和田湖スゴい!

ここ! 東京に居ても良く聞く有名観光地で、行った人みんなが『綺麗だったよ~』と言うポイントなので、一度訪れてみたかったのです。
確かに、国道沿いに渓流があり、(今は)緑の木々のトンネルが続き、滝もいくつもあるという飽きないポイントです。季節が紅葉の時期だったらすごいことになるのはよ~く分かります。

・緑の木々のトンネル ・道の脇には渓流 ・マイナスイオンたくさん ・バイクで散策は・・・どうなんだろう

新緑の時期だし平日なので観光客の姿も少なく、まったり・・・・。でも、バイクに乗りながら渓流を眺めつつ、『おっ!』と思ったところで止まる作戦だと、ゆっくり見れな~い (>_<);

・いいねぇ~まったりが。 ・脇には遊歩道が整備 ・小さな滝やら ・大きな滝も

マイナスイオンいっぱいの渓流。そして歩いてみて回れるように遊歩道が整備されていて、結構歩いている人もいます。
これは歩きたいなぁ・・・・、でも歩いて見だしたら確実に半日~一日コースだっ! 今回は残念ながら軽~く流して終了。


奥入瀬渓流のスタート地点、十和田湖まで登ってきました。国道の旧道沿いに位置する瞰湖台展望台から眺めてみると・・・・

・誰もいない瞰湖台 ・うわ~とっても神秘的! ・水が物凄く青い!!

とっても神秘的! 摩周湖と同じ香りがします。
青々とした水が眼下に広がり、そして天気がいまいちなのが幸いして対岸が霞んでよく見えないという・・・・なんともいえない良い景色。

ありがとう 青森!

ここで、ようやく県境

・地元の人しかわからん ・さぁ、県境 ・秋田県です。

いや~、ひとつの県を3日間かけて走って、それでもまだまだ時間が足りない青森県
北海道と違ってあんまり観光に力を入れていないのか、いまいちパッとしないイメージがありましたがとんでもなかったです。


なんだかこれに味を占めて、しばらく北海道から足を洗って他の地点を攻めてみるのもよい気がしてきました。雨ばかりでしたが、それでも物凄く楽しかったですし。今度来るときはぜひ『晴れ』の日にネ。


その後、ただでさえ標高が高いので悪天にぶつかりそうな稜線ワインディングロード・秋田県道2号は、常設の『キリ注意』なんて標識があるほどの場所なのに・・・・

・秋田県道2号 ・ん・・・!(?) ・キリ注意の看板が常設 ・晴れ~晴れ~♪

なぜかこのわずかな区間だけ、お日様が!
うれしいねぇ~♪

小坂町・小坂鉄道

そのまま下界に降りてきたら、様子がおかしい踏切が・・・・。


なになに・・・・『この踏切は廃止になりました。一時停止する必要はありません』。
小坂精錬の大昔の建物を見学しに来たのに、廃止!(?) と思ったら、精錬所そのものは健在で、トラック輸送に切り替えたので鉄道は必要なくなったとのこと。

・線路あるのに踏切なし ・なになに・・・廃止

右を向けば歴史的な建物群、左を向けば廃駅・・・・・なぜか左に行きました。

・小坂鉄道 小坂駅 ・うっ!古そうな信号

むむむっ、このレトロっぷり。何かあるはずだっっ!

・錆びたレール ・棒の無い遮断機 ・封鎖された踏切

何にもありませんでした。ただ単にレールを撤去するお金が無いのかな(?)
もちろん、当初の予定通りの『』にも寄りましたよ!

・レトロな小坂鉱山事務所 ・国指定重要文化財 1905年建築

明治時代の建物なのに、とっても立派。昔は鉱山って栄えていたんだなぁ~。

ついに・・・

ところが・・・・運が良いのもここまで。ついに雨に当たります
ちょうどコンビニエンスストアでカッパに着替えていたら、まぁ~非情な位の大雨に変化! しかたなくお昼ごはんは菓子パンにして、食べながら天候の回復を待つことに。

・あっという間に路面湿潤 ・コンビニでゴハンしてたら ・土砂降りになっちゃった・・・

小降りにはなるけど、完全回復は難しそう・・・・。しかたなく雨の中を走り出すことに。この後の予定は東北巡りツー最後の山『八幡平ワインディング!』なのに、この天気の中で標高を上げても自殺行為かも。
このまま、目の前にある東北自動車道のインターに乗って、花巻までワープするのも手だな・・・・。

八幡平アスピーテライン

奇跡的に天候が回復して、一応『くもり』になりました。よし、予定通りワインディングして山に登ろう!

・八幡平山頂は左折! ・アスピーテラインの起点 ・道の脇には温泉もくもく

グイグイ標高を上げていっても、視界は効かず・・・・。でも道のすぐ脇では温泉が噴出しているなど、とってもダイナミック!

この先には何があるのかワクワクしながら、さらにワインディング&登坂していき、ついに機動力の頂上・岩手県境に到着~

・温泉ではなく『 ・絶景のはずがすぐ脇は雲 ・いゃっほ~ 頂上だ! ・ココが県境です

う~む・・・・。確かに雨には降られずに済んではいるけど・・・・道路以外は何にも見えない。これを良しとしていいものなのか・・・・orz
県境の峠は三叉路になっていて、予定では県道318号『八幡平公園線』を走破しようと思っていたのですが、みるみるうちに雲に覆われていきます。おまけにこの辺り、人影ゼロで私しかいません。事故ったらおしまいです。

・県道318号方面。写真だとわかりにくいですが、どんどん雲がやってきて視界不良!

仕方なく予定を変更して、少しだけ視界の良い道を選択。

・雪!&強風 ・結構残っています ・コッチのルートも雲が襲ってきます

うお~、コッチもだめだぁ!! 小雨と強風、そしてビジュアルには雪。なんだか気分は越冬隊。


さっさと山を降りることにします。

花巻・旅風本部へ

再び下界に。時間もかなり押しているし、このカッパマンの格好では、小岩井農場に行っても楽しめないだろう・・・・。というわけで小岩井はパ~ス!
高速道路を使用して一気にワープ、岩手県花巻市の『旅風本部』に寄り道していくことにします。

・東北道のインターに来ると・・ ・おいおぃぉぃ~(ToT);

下界に降りて天候が回復したとおもったのも束の間、やっぱりダメ。盛岡付近まで雨が降っているとの掲示に従ってカッパマンのまま高速に乗ったのですが、土砂降りに遭遇!


でも、盛岡南ICまで逃げれば雨が上がる!と気楽に考えていましたが、私が南下するに従い電光掲示の雨範囲も南下。結局花巻の手前までタップリと降られました。

・JR花巻駅から探査モードで走行

とりあえず、大きな目標物JR花巻駅まで行き、そこからはGoogle Mapを頼りに探査モードで走ったら、すぐに旅風本部が見つかりました。

・旅風本部

ここは、今回の旅のお供にもしている『旅風ツーリングガイド』の製作元なのです。
元々は北海道ツアラーのための観光ポイント紹介やキャンプ場紹介など、他のガイド本とは一味違う観点から纏め上げた、ツアラーのバイブル的な本なのですが、東北(北部)版も出たので、今回もこれを片手にいろいろと見て回ったのです。

旅風ツーリングガイドが登場する日記

https://…/2007/04/22/ 旅風ツーリングガイド・東北編

https://…/2008/04/18/ 旅風ツーリングガイド2008年版

https://…/2008/07/15/ 旅風ツーリングガイド 道東編2008

旅風ツーリングガイド オフラインミーティング

https://…/2008/09/26/ 松島キャンプツーリング0日目~今から距離を稼ごう!

https://…/2008/09/27/ 松島キャンプツーリング1日目~松島で大宴会!

https://…/2008/09/28/ 松島キャンプツーリング2日目~美しい松島&仙台牛タン焼きいいね~

・結局暗くなるまでお邪魔してしまいました

さすがツーリングのツボがわかる人がいると、話が弾んで仕方がありません。
ついつい長居してしまいました。花巻オヤジさま、なおなおさま、ありがとうございます。

盛岡冷麺

ふっふっふ。どうしても食べてみたかったんです、本場の冷麺が。時刻は21時。この時間から冷麺食べさせてくれるところがあるのか心配になり、宿の人に聞いてみたら、深夜まで営業している焼肉屋さんを紹介されました。
う~む、一人焼肉か・・・・。一人飲み屋はぜんぜん平気な私でも、一人焼肉はなんだかかな~り抵抗が


でも、本場冷麺を食べる機会なんてなかなか無いし、わざわざこのために盛岡ステイを選んだのに、食べない理由がありません。
しかも、ここまで一週間、ほとんど海鮮しか食べていなくて』が恋しくて恋しくて・・・・。(日記では大幅カットしていますが、毎日飲み屋で海鮮三昧・・・・。お金がぁ~。)

・ビールでプハ~っ!! ・なんだか寂しいな・・・・

焼肉屋に入って冷麺だけ頼むなんてのもアレだから、二皿だけお肉を頼んじゃいました。


うほ~、超久しぶりの肉です。

・牛タン ・カルビ ・じゅ~♪

う・・・・うまいっ!


地方に来ると、何から何まで美味しい!
そして本命の冷麺がきました。

・盛岡冷麺の登場~♪ ・うわっ、東京のと違う ・麺が太いっっ!

麺太!。その分余計にモチモチ感ア~ップ噛み切るときの心地よい弾力に脱帽です。ここのお店は辛さも5段階から選べて、とっても食べやすかった~。


しかし、しっかりとオチはあります。ここ一週間肉を食べていない健康生活をしていたので、この日はとにかく胃がもたれて気持ち悪い~(ToT);。非常用胃薬を服用しないと寝付けませんでした。


ははは~、今回の旅で『山系』の日は全滅です。鳥海山、岩木山、八幡平、景色はどこでも一緒(>_<)。
明日からはいよいよ東京に向けて駒を進める後半移動行程になり、三陸海岸を満喫・・・・のはずが、海岸の街・宮古の降水確率100%!
最後まで拷問ですか(?)

P.S.
ちなみに、周辺からの『おみやげは~(?)』攻撃に耐えかねて、一昨日100円ショップに立ち寄って丈夫なショッピングバッグを調達しました。これにお土産を詰めて帰ろう!作戦を敢行しましたが、昨日の下北半島、今日の十和田湖巡航と『意外とお土産調達が困難』な事が分かりました。ていうか、カッパマンモードだと、お土産屋に入るのも億劫になるし・・・・
どうしよう~、手ぶらでなんか帰れない~~~!!! (>_<);
https://…/2009/06/05/ 東北巡りツー7日目~天気最悪!気力限界