コネクタ接続ボックス取り付け工事

日記に登場する機会を逸してしまい、お蔵入りになっていたコネクタボックス設置のためのカウル加工のお話しです。
ヘルメット内にスピーカーとマイクを配置し、バイク側には無線機とMP3プレーヤーを搭載して・・・本当であれば、車速に連動して自動的に音量調整をする回路を組み込む予定だったのですが、いろいろあって中身はスッカラカンのボックスを取りつけることになりました。(将来は回路を組み込んだボックスと交換できるようにしておくのです。)

https://…/2009/03/01/ 代替え手動音量で行こう
https://…/2009/02/12/ 車速連動アンプの組立て・・・・がっ!!

ヘルメット側の回路とバイク側の回路はノイズに強いであろうツイストペア線のLANケーブルを使用する前提で設計しているので、バイク側にケーブルを受けるRJ-45コネクタを設置します。しかし乗車中はケーブルを接続し、降車時はケーブルを取り外す必要があるため『なるべくハンドルに近いところ』に設置をする必要があります。
サイドカウルに対して加工をするのは『もし失敗した場合』の勇気が必要なため、ハンドルのすぐ真下にある小さなカウルがちょうど良い!

・ハンドル下の小さなカウル

しかし、そこには既にロングキャンプツーリング時の無敵装備AC100Vインバーター』を起動するスイッチを設置してしまっているので、今回はこのスイッチの場所をズラし、そしてコネクタボックスの土台を弾性接着剤で取り付けることにします。
しかし、防水型ではないこのスイッチ・・・・、もう取り付けてからだいぶ経過していてネジとかもさび付いているため、思い切って新品に交換してしまうことにします。

・加工前 ・スイッチばボロボロ ・新しい部品を調達

同一の型の押しボタンスイッチと、110型2極カプラコネクタ、そしてコネクタボックスを準備して、作業開始~!

・ドリルを準備 ・センタポンチを打ち込み! ・先進導坑をあけます

適当な位置にセンタポンチを打ち込み細いドリルで先進導坑となる穴をあけます。
一度穴が開いたら、あとは徐々に太いドリルに変えていきながら、大きな穴をあけていきます。スイッチの直径は12mmですが、ドリルは9mmまでしか対応できないため、とりあえず9mmの穴をあけます。

・徐々に太いドリルに変える ・9mmのドリル ・最後は人力でリーマ加工 ・穴あけ完成

最後は人力でリーマを使って穴を広げます。グリグリ・・・・・それなりに時間が掛かりましたが12mmまで広がって穴あけ完成です。


コネクタボックスの土台に弾性接着剤を塗布して、カウルに取り付けます。この接着剤、私のバイクに対する工作には幾度と無く登場していますが、耐震、耐候、120℃耐熱、そして強固接着と、バイクに使うのにはもってこいの性能を有しています。

・弾性接着剤を塗布して ・ペタッ! 24時間放置 ・コネクタボックスが付きました

続いて、場所を移動したことになるインバータ起動スイッチを取り付け、カプラコネクタを取り付けます。

・スイッチを取り付け ・カプラ用端子を圧着 ・完成!

コレでようやく全ての作業を完了しました。

バイクに取り付けてみます。

・バイクに付けてみました

当然ですが、ピタッとつきました。
もともと黒いバイクバイクですから、黒い部品が一つや二つ増えたところで全く違和感がありません・・・・。


ただし、問題は回路全体が長期的な振動に耐え風雨にどれだけ耐えてくれるのか(?)です。
長期運用試験をしてみることにします。

https://…/2009/04/27/ 無線送信スイッチステー製作