今日は能登半島の北方を前線を伴った低気圧が通過します。ちょうど低気圧から伸びる前線が能登半島の上を通過するんです。
朝からテレビの天気予報にかじり付き、情報収集と分析を繰り返します。
現在地の金沢は終日曇り、能登半島周回ルート上の輪島、珠洲は曇り&雨マークで降水確率は70%とハイスコアをマークしています。富山から新潟、秋田にかけての日本海側は全てダメ。
・能登北方に低気圧 | ・日本海側は雲と傘マークばかり(撮影のタイミングが遅くて消えてしまった・・・) |
予定どおり能登半島周回をするべきか、金沢で天候の回復を待つか、あるいは諦めて予定を変更して南下するか・・・
天気予報に僅かに出ている曇りマークに賭けて、あえて能登半島クルーズにします!。単純に雨マークではないので、変わりやすい天気で降っても小雨だろうとジャッジしました。
カットビ爽快な能登有料道路・・・(?)
ツーリングマップルには『爽快な直線路』とかコメントがあるから、朝一番から期待して向かいました。
・能登有料道路・起点 | ・第一ゲート・内難本線料金所 | ・西の空(左側)は明るい |
まぁ~空はドス黒いし、路面は一部湿潤なところも有り、天候は不安定なようです。でも、まだ私は雨に打たれていないし、西の空は明るく雲が少ないので、あのエリアが徐々にこちらに来れば雨は降らない!という希望があるのです。
しかし、その希望に無残にも打ち砕かれます。片側2車線の高速道路みたいなところですから、当然駐停車禁止ですが、突如大雨に遭遇します。
次のパーキングまで粘ろうかと思ったのですが、あまりの大雨に走行を諦め、途中のインターの加速車線の脇にバイクを止めカッパを着込みます。しかし時既に遅く、ジャケットとズボンが水没しています。とりあえず風邪を引くのを防止するためにとりあえずカッパを着て体温低下を防ぐので精一杯です。
・第二ゲート・今浜本線料金所・雨に打たれました・・・ |
ようやく現れたパーキングエリアで雨宿りをしていたら、雨がやんできました。
さっそく近くの海岸の砂浜を貫く道路『なぎさドライブウェイ』を見学です。バイクで走りたいのは山々なのですが、この雨と、そして砂浜をバイクで走るとチェーンに砂が付着してしまい、一気にダメになってしまう可能性が高いので、バイク自体を乗り入れるのは諦めました。
歩いて見学に行くと・・・・
・道が海岸までつながっている | ・砂浜に交通標識が! | ・締まった砂浜です | ・霞むほど長い砂浜道路 |
うぉ~、すごい。
こんなにきちんと道路として認識されていて、あたりまえのように車も走行している! しかも車を止めキャンプまでしている人たちがいる!!(←車が錆びそうでイヤだなぁ・・・)
ここも車重の軽いバイクだったら楽しいだろうなぁ~。
バス停
能登半島を一周が目標ですから、ただ単に国道を走るのではなく、県道その他、地図上で読み取れる最外周のルートを選定します。
能登有料道路が内陸に向かう地点でさっさと離脱して、海岸沿いルートを北上し始めます。
しかし・・・・
一度止んでいた雨に再び当たり・・・・、いや、当たりどころではない大当たり、土砂降りで走行に難儀します。(雨が痛いんです。) 仕方が無いからバス停で雨宿りです。
・人間だけ逃げる | ・ついでだからバイクも | ・完全水没 | ・バス停ありがとう |
この辺りのバス停は、冬季の風雨対策のために待合所みたいのが設けられています。ちょうど逃げられる場所を見つけて人間とタンクバッグだけ避難したのですが、よくよくみるとバイクもすっぽり入りそうだったので、全部避難しました。
パニアケースの中は全く浸水しておらず、中身はドライなのですが、問題はタンクバッグ。既に有料道路で水没していたのに加え、レインカバーの防水能力もイマイチで内部浸水し、内容物がドロドロです!
雲を見ながら・・・
この時点でもルート変更は考えず、常にカッパを着込んだまま行動するようになりました。
さすがに蒸し暑くてたまらないので、頃合を見てカッパを脱ぎましたが、今度は道の駅にバイクを止めて『世界一長いベンチ』を見に行こうと歩いている途中に土砂降り攻撃。慌ててバイクに戻ってカッパを着込み、コレ以後蒸し暑くてもカッパを着込んだまま行動すると心に誓いました。
せっかくの景色も雲に覆われて美しくありません。
この雨の中でも国道を離れ、県道を楽しみました。速く走ると雨に追いつくのでのんびりと、空と睨めっこしながら駒を進めます。
・海岸線クルーズも台無し | ・景色も台無し | ・だからクネクネ県道を楽しむ | ・やがて空が・・・・ |
この作戦は大正解みたいで、空は徐々に明るくなり、そして晴れ間が広がりだしました。
進行方向前方、東側はどす黒い雲に覆われており、進行方向の後側、西側は晴れています。
・西の空は晴れ | ・真上は雲 | ・東の空はドス雲 | ・とりあえず日向ぼっこ |
ココまで晴れれば大丈夫でしょう。カッパを脱いで乾燥ついでにのんびりしました。
なんたってジャケットやズボンが雨と汗を吸い取ってベトベトだし、汗臭い~!!! 匂いはどうしようもないのですが気持ち悪いので乾燥だけはさせます。のんびりと海を見ながら、東の雲が行き去るまで・・・・。贅沢な時間です。
輪島ジャッジ
ようやく・・・・、一度はボロボロになりつつも、お日様に出会えてちょっとだけ回復して朝市で有名な輪島市街に到着しました。か~るく朝市を見学しつつ、これから能登半島先端を目指すためにガソリンを補給していると・・・
・輪島朝市 | ・何時の間にか青空が消え・・ | ・ジャ~~~~!!!! | ・猛烈な雨!! |
今までの晴れ間はちょっとだけで、猛烈な雨にやられました。幸い、ガソリンスタンドで給油中だったのでそのまま雨宿りさせてもらい、雨が過ぎ去るまで待ちました。
ここで今までの判断ミスを思い知りました。今日の雲の動きは『西から東』では無く、『南から北』に動いています。能登半島の北側に低気圧があり、前線があるのですからそこに向かって風が吹くのは当然であり、今日の天候は南から移り変わっているのです。こんな中で東に逃げても無意味なのです。
こんな大雨に何回もやられると、ツーリングの楽しさは全てスポイルされ、拷問大会になってしまいます。
もうイヤだ!
前線から離れるため、能登半島一周は放棄して、南に向かうことにしました。
マイナートレース
能登半島の北方"輪島"から、能登半島内浦の町"穴水"まで、直線距離で約20km南下しただけで、見事に天候が回復しました。
今度こそカッパを脱ぎ、乾燥させつつ、マイナーなポイントをのんびりと見て回りました。
能登島と、先端が観音島であるマイナーな崎山半島をの~んびりと・・・・。
・見事な"読み" | ・中能登農道橋 | ・のどかな能登島 | ・観音島 |
道端でエンジンを止めると、風の音、波の音以外は何にもしません。走るのも楽しいけど、人の気配の無いところでのんびりするもの楽しいです。
攻めるポイントがよほどマイナーなのか、他の交通は皆無です。
遅く食べたランチは
場所は変わって、七尾漁港にあるフィッシャーマンズワーフ。前回能登半島ツーリングに来たときもここに立ち寄って寿司を食べた記憶があったので、臭い自分を無視してカウンターに座りました。
https://…/2005/06/25/ 能登半島一泊ツーリング・1日目
・七尾漁港 | ・すし屋カウンター再び | ・握りセット | ・結構いいネタ |
昨日の晩も寿司だったけど、またカウンターです。ランチだから安いもん!。でも、ネタもご飯もとっても小さくて、昼飯として成立しないぐらいの量です。コレは失敗・・・・。
駐車場では、自動車が大混雑して、駐車場の空き待ち行列が長く連なっていますが・・・、バイク特権で、歩道上の指定された場所に待ち無しで駐車可能です。
そして、そこに集まったライダー達は、今日は黙っていても連帯感が生まれ『今日の豪雨をよく耐え抜いたねぇ~』と相互に称えあっていました。
ライダー連携情報によると、今日の午前中はこの辺りに『大雨警報』が発令されていたようです。
そりゃ、前進を諦めて雨宿りを選択する筈だわ・・・・(T_T);。
七尾三昧
今日は疲れてしまい、このまま七尾ステイとしました。
そうと決まれば、夕食のチョイスです。昨日はリッチに美味しいものを食べたので、今日はプアーに美味しいものを食べます。(←本当は自分が臭くて、外に食べ歩きが出来ない・・・・。)
さっそく地元のスーパーに駆け込み、七尾漁港で水揚げされた魚と醤油を購入します。
・地元スーパー | ・さざえも安い | ・刺身も安い | ・イカもゲット |
醤油も全国区のものではなく、金沢産のマイナー醤油ブランドをチョイスで、後は酒があれば豪華な夕食です。ちょっと刺身の量が多い気がするので、今日はご飯なしにします。
・今日の夕食 | ・醤油も石川産 | ・刺身も七尾水揚げ | ・イカも! |
う~、やっぱり量がちょっと多すぎたみたいです。お腹いっぱい七尾を満喫しました。
・今日の走行ルート軌跡 |
今日の走行: 275.3 km