能登半島ツーリング~1日目~たっぷり走りました♪

予定より1日遅れての出発となりましたが、その名も『適当に北陸ツーリング』なのです。
観光ポイントを事前に全く調べずに、ツーリングマップルを見てその場で進路を決めていきます。
マスタープランは、一日目に能登半島の付け根、金沢付近まで駒を進め、二日目は能登半島一周、後は決めていません。

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・今日の走行ルート軌跡(今回から地図データが"スーパーマップル デジタルVer.9"になりました。)

まぁ、何とかなるでしょ!!

いつもの中央道割引走行

今回の旅の出発点は、中央道伊北ICからです。
高速道路走行はただ単に移動手段となってしまい、ボケ~ッと時間をつぶしているだけで『』とは異質なものなので気分的にはノーカウントなのです。
とはいっても、ETC割引はしっかりゲットします。自宅近辺の中央道八王子ICは大都市近郊区間との境界インターで、かつ都心側は均一料金区間なので、割引計算が複雑になるのです。
通常なら通勤割引が適用される100kmをギリギリで越えないインターで一旦降りて乗り継ぐ『パターン2』での走行となります。

走行パターン 走行方法 料金
1.通常走行 八王子IC-(170.2km)→伊北IC ¥3,300
2.通勤割引(6~9時)5割 八王子IC-(98.6km)→韮崎IC乗継
韮崎IC-(71.6km)→伊北IC
 
¥1,100
¥1,650
計¥2,750
3.深夜割引(0~4時)4割 八王子IC-(170.2km)→伊北IC ¥2,000
4.ダブル割引
(通勤&深夜早朝)
国立府中IC-(88.6km)→甲府南IC乗継
甲府南IC-(90.4km)→伊北IC
 
¥1,150
¥1,050
計¥2,200

早起きが苦にならないのであれば、午前4時までにゲートに進入する距離制限の無い『深夜割引』が絶対的に有利なのですが、やっぱりツラい。
そこで、6時前までに八王子本線料金所を通過すればよい『パターン4』のダブル割引が、信州方面のツーリングにはちょうど良いのです。

今回は、お盆休みの渋滞を避ける意味でも早めに出発したら、渋滞ゼロで快適に走ることが出来ました。(ただし、八ヶ岳以降は雨 50km/h規制がかかっていたけど・・・・)

何度目の正直(?)権兵衛峠

この日記でも、過去に数回登場している『権兵衛(ごんべえ)峠』。伊那谷と木曽谷を結ぶこの峠は、長い間国道が不通で、近くの林道を強引に国道に編入してまでその往来を維持してきたのですが、ようやく長大トンネルが完成し、快適に往来ができるようになったのです・・・・が、私は旧道の林道が走りたいのです!

https://…/2005/11/01/ 小さい秋、見~つけた! ~高遠・権兵衛峠・ビーナスライン~
https://…/2006/10/21/ 信州・権兵衛峠リベンジ
https://…/2007/08/25/ 信州三昧ツーリング・1日目 562.6km(内、高速道路146.2km)

トンネル完成前からこの林道にチャレンジし続け、常に通行止めで走ったことが無いので、今回も懲りずにココにチャレンジするのです。
昨日調べた国道情報サイトでは、特に通行止めの表示は出ていませんでした。

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・権兵衛峠

去年は、広域農道との交差点付近から既に通行止めの看板が出ていたのですが、今年はそれがありません雲行きが怪しいのを除けばちょっと期待できますよ~♪

・中央道伊北IC ・権兵衛峠旧道へのアプローチ

ココに来るまでの高速道でも、50km/h規制がかかっていて路面湿潤だった(幸いに降られてはいない・・・)ので、天気に敏感になっています。わざわざこの天気の中で標高を上げるのは自殺行為かもしれません。
それでも、今まで何回もアタックして振られているので、今回こそという気持ちのほうが強いのです。


ところが・・・・

・道路情報・・・!? ・結局ダメみたいです。

また振られてしまいました。
仕方なく、何にも苦が味わえない楽な道路で峠を越えて木曽谷へ到着です。

・木曽谷は気分爽快の青空! ・国道361号開田は快走 ・狭隘区間もあり ・九蔵峠 1,280m

国道361号の木曽福島~高山区間は、綺麗に整備された高速ワインディング有り、整備の手が入っていない中速ワインディングも有り、それでも空いていて高原の景色が気持ちよい、お気に入りのルートです。
世間のお盆休みとは無関係の、のんびりとした時間が流れています。

・長峰峠 1,350m ・狭隘トンネルで大型車はいない ・そもそもコレなら大型不可

県境の長峰峠から先は、野麦峠方向に行ってしまう事が多く、ココから先は未知のエリア。
山奥を延々と走ります。道は狭いので、よほど好きな人々以外は避けるらしく、お盆休みはこういうポイントを中心に走ると快適と思われます。

名前に惹かれて・・・美女峠

やがて、高山の市街に近づくと、交通の流れはすべて県道に誘導されます。
私も、ツーリングマップルでの検討によると素直にこの流れに乗って国道41号に出るつもりでした。しかし、案内標識には『国道には行かないで』と言わんばかりの細さで道が描かれ、かつその先には『美女峠』と案内されています。

・どう見ても通るな!と・・・

むむむっ!!!美女峠とはどんな峠なんだ(?) 非常に気になるので急遽そちらに向かうことにしました。

・美女峠アタックも狭隘 ・一応国道・・・ ・説明看板はかすれて見えない ・何にも無い!!!美女峠 860m

ところが・・・・、峠には何にもありません。少なくとも美女の由来に関する看板ぐらいは期待して来たのですが、な~んにも無い!
確かに、高山に抜けるには交通困難なところで、一般の人がわざわざココをチョイスする理由がありませんね。

想定の範囲外!超悪路の国道

岐阜の高山から、金沢方面に抜けるには・・・、国道471号のクネクネした道が楽しそうなので、コレで砺波市街にアプローチすることにしました。

・国道471号 {-}をクリックして縮小して見てね。

今日の一番のハイライトとして、この区間を楽しみにしていました。綺麗に整備された国道41号も楽しいのですが、やっぱり・・・・ね。

・これから向かう山岳地帯 ・幹線国道41号から反れる ・山深い谷を沿うように

それにしてもお盆とは思えないほど空いている・・・。幹線国道41号ですら空いているのですから、山岳地帯はバイクにとって天国です。
さて、やがてハイライト区間への分岐標識が見えてまいりました。

・分岐標識が・・・ ・なぜか隠してあるし ・コッチも隠している

う~ん、あやしいゾ。車両を誘導する標識としては不適切なので隠してあるのかな(?) 雰囲気が盛り上がってまいりました。

・分岐点 ・視線を右に移すと・・・ ・コレかな(?) さらに右を見ると ・ん・・・ これ!(?)

分岐点に現れた比較的綺麗な道に進もうと思ったのですが、妙に違和感を感じてこの場にバイクを止めました。
どうやらこの分岐は『K』の字型になっていて、良く見るとあやしい分岐がもう一つあります。

・おにぎりがありました ・コレかよ・・・

この登坂路こそが、国道みたいです。こんな道がわざわざ国道指定されていて、国道標識まで立てているのに案内標識を消しているとは・・・・
バイクなら道の幅の狭さは障害に入らないし、国道で舗装がされていないのは日本で一箇所のみ(←BY タモリ倶楽部)との情報から、走破出来ない可能性をこれっぽっちも考えず、このルートに足を踏み入れました。

・うぉ~、落ちたら終わり ・舗装っていえるの(?) ・おおっ、見慣れた物が! ・一応国道です

コレは酷い。数々の酷道(国道)や険道(県道)を好んで通ってきましたが、最初のうちはマトモな舗装だったのが、徐々に砂利道の上に薄くコンクリートを吹き付けたような舗装になり、路面もボコボコ!
急なアクセル操作でスリップはするし、窪みにハンドル取られて意図しない方向にバイクは進むし、ガードレールとかは無くて崖から落ちそうになる・・・・。道はかなりの急勾配になり、VFR750F(RC36)のような大きなバイクだと、ヘアピンコーナーが辛い・・・。

・ほとんど砂利道じゃねーか!!

オマケに事前情報一切無しなので、この状況が一時的なものなのかずーッと続くのかも不明です。周囲に人の気配は全く無く、交通もまったくなし。もしコケたら一巻の終わり・・・。というわけで、走破を諦めることにしました
国道で通過を諦めるほどだなんて・・・・。

この急勾配・狭隘路でのUターンに難儀しつつ、無事に元の地点に引き返してきました。


さて、これからどうしよう・・・・。
国道41号に戻るもの花が無いので、国道360号で山奥に向かうことにしました。

・国道360で迂回 ・でもやっぱり狭隘 ・天生峠 1,290m

しかし、どこに行っても山岳道路で、峠越えは避けられないらしい・・・・。
近年、東海北陸道が開通していましたが、快適に走れる道は確かに欲しいと思いますね・・・・特に冬なんて。

予習してないから猫に小判!世界遺産の集落

世間はお盆休みなので、有名ポイントに近づくつもりなど無く、突然目の前に現れた世界遺産にビックリ

・世界遺産の看板 ・レトロ~ ・しかもいっぱい

良く見ると、洗濯物が干してあったり、一家に一台ずつ自動車が止まっていたりと、それぞれの家には人が住んでいるみたいです。


しかし・・・・、国道471号を迂回したからこそ遭遇したこの場所に関しては、な~んにも予習していないので、『なんとなくすごいんだなぁ~』程度しかわかりません。

値段がない寿司屋で一杯

今日は、金沢にて宿泊です。
仕事では若い頃に来たことがあるのですが、金沢駅なんてガラッと変わっています。
(呑むつもりなので)徒歩で夜の金沢を徘徊し、これまた一切事前情報が無く、勘だけで一軒のすし屋に入りました。もちろん廻らないカウンター寿司ね~♪


おぃぉぃ~、店内はオレだけかよ~。
というわけで、写真を撮るわけにもいかず、精一杯なのが最初に食べたさんまの刺身だけ。もう少し量が少ないのかと思っていたら、一尾丸々をその場で捌いてくれて、一切れ一切れがでかくてしかも大量!
これとビール・焼酎を飲んでいたら、それだけで腹いっぱいになってしまい、握りを数貫食べてきました。

・金沢を徘徊し・・ ・あづま寿司 ・さんまの刺身 ・場所はココ

最後の頃にはカウンターが埋まるほど、地元の常連の人たちが来ていましたよ。


さすがに夏のツーリングは汗びっしょり。
下着の替えは積んできているけど、ズボンの替えは・・・・、ハーフパンツを積んできていたけど、良く考えたら靴がショートブーツしかないので物凄く不釣合い・・・。結局バイクに乗る時に履く『臭いズボン』を履いて食事しました。

いや~、走った走った。楽しかった~♪。

本日の走行: 532.2 km
https://…/2008/08/14/ 能登半島ツーリング~2日目~何しに行ったの・・・(?)