天竜川下りツーリング・・・!?

うぅ~~~、走りたい~~~!!!!
ココしばらくは梅雨時期でバイクでガッツリと走っていないので、徐々に鬱憤が溜まってきました。どこかで『有給休暇を取って走りに行こう』と思い続けても、なかなか天気と仕事のタイミングに恵まれず、半分諦めかけて3連休にしてしまおうと今日、この日に有給をとったのでした。
今日を含めたこの週末は天気に恵まれないはずだったのに、日ごろのオコナイが余程良かったのか、今日一日は雨が降らない予報なので、ピーカンとまではいかなくとも走りは楽しめそうです。


せっかくの平日休みなので、ガッツリと走るために、長野県諏訪湖を源流とする『天竜川』に沿って太平洋方面に向かって林道タイトコーナーを走りに行くことにします。
過去に走りに行った時もとても一日では走りきれないので、本当ならば下流の浜松近辺に宿を取って2日がかりで行きたいのですが、天気が持つのは今日一日だけっぽいので、とりあえず成立するところまで走ることにしました。

天竜川の起点、諏訪湖・釜口水門へ

天竜川は山中から生まれているのではなく、湖から流出している川です。諏訪湖には40近くの流入する川がありますが、流出するのは天竜川ただひとつで、その流出口にある水門が『釜口水門』なのです。
今回のツーリングは天竜川下りという名目があるので、まずはここを目指します。

・諏訪湖・釜口水門

前日に計画を立てる時に、てっきり諏訪湖の南側に到達したいので中央高速で『諏訪南インター』まで行けばよいと考え、最安走行パターンをいろいろと検討し走破しましたが、当日になって地図を良く見ると、目指すべきは『諏訪インター』でした。いっつもこのパターンだな・・・、前日に計画するなど気を使っているつもりなのにどこか抜けている・・・・
ちなみに、高速道路をETC走行する場合は『100km以内に適用される通勤割引50%(大都市近郊区間外、6時~9時にゲート通過が条件)』があり、有効に利用するためには途中乗り継ぎをするなどのテクニックを駆使すると、そこそこ安く走ることが出来ます。
また、朝早く起きれば、『距離無制限の深夜割引40%(0時~4時に走行が条件)』が使えますが、3時台に出発はキツ過ぎます!

走行パターン料金(自動二輪)記事
八王子→(135.1km)→諏訪南 \2,750 普通に走ればこの価格
八王子(0345発)→(135.1km)→諏訪南 \1,650 深夜割引40%適用
八王子(0545発)→(98.6km)→韮崎[乗継]→(36.5km)→諏訪南\2,000 八王子→韮崎・通勤割引50%
出発時間や途中乗り継ぎを使うだけで、これだけ料金が違います。朝5時台の出発であれば気持ちよく起きられるのでこれかな・・・となりますが、難しいのが『八王子インターは大都市近郊区間との境界インター』であること。ここから都心側は通勤割引が効かないのですが、変わりに『100km以内で深夜早朝割引(22時~6時にゲート通過が条件)』があります。

すると、コレらを組み合わせて利用すると、割引適用区間が最大200kmまで延長できるので、八王子インターからわざと一つ都心側のインターから諏訪南を目指す作戦もあるのです。

走行パターン料金(自動二輪)記事
国立府中→(143.9km)→諏訪南 \3,250 普通に走ればこの価格
国立府中(0345発)→(143.9km)→諏訪南 \1,900 深夜割引40%適用
国立府中(0545発)→(53.4km)→大月[乗継]→(90.5km)→諏訪南 \1,850 国立府中→大月・深夜早朝割引50%
大月→諏訪南・通勤割引50%
おぉ~!!このダブル割引パターンであれば、そんなに早起きしなくてもかなりお得感が味わえます。さっそくこのパターンで諏訪までワープします。

・出発は国立府中IC ・乗継ぎは大月IC ・八ヶ岳PA・天気イマイチ

東京出発時は、天気曇りで『まぁ、こんなものだろう』と思っていたのですが、諏訪に近づくほど天気が悪く、辺りは霧まで出てきましたが、日が昇り気温が上がりだすとソコソコまでに回復し、これなら安心して旅を続行できます。

・釜口水門 ・ここから天竜川の始まり ・今日は大量放水中!!

さっそく天竜川沿いに南下(?)

天竜川は、中央構造線に沿って急峻な山岳地帯を抜けているため、バイクで走るルートもクネクネ道をたっぷりと楽しめます
このまま国道153号線~国道151号線を下っていくのも良いのですが、より一層タイトコーナーワインディングを楽しむのであれば、道路マニア好みの国道152号線が楽しいので、高遠からこのルートを南下します。


国道152号線は酷道っぷりが素晴らしく、さっそく第一の峠『分杭峠』に向かうと『これが国道(?)』という素晴らしさを醸し出してくれます。

・2車線舗装路が・・ ・だんだん怪しくなり・・・ ・林道みたいな・・・ ・酷道になります。

いや~っ、楽しいぞ。でも梅雨時期だったので昨日まではかなり雨が降っており、路面が荒れています乾いた砂というよりは泥と法面崩れとか、樹木や枯れ葉が散乱していて集中して走れず、のんびりと走るしかないようです。
そして、ようやく『分杭峠』。昔は領地の境界の目印として杭を立てて領地を分けた文化からこの名前がついたとのこと。

・R152分杭峠 ・分杭峠・標高1,424m ・これが領地境界 ・景色は雲ばかり・・・

一度下界に降りたら、再び登りで『地蔵峠』へ。
この峠から国道が突然途切れて、そのまま林道に突入してしまい、点線国道となってしまう峠なのです。

・R152地蔵峠 ・再び峠道 ・楽しくて仕方が無い ・地蔵峠・標高1,314m

実は点線国道とはいえ、よく見ると『えっ、これ国道(?)(?)』という登山道みたいな道が続いています。

・林道側から地蔵峠 ・そのまま林道に続き ・実は国道はコッチ ・こんなの通れるか!!

代替林道で通り抜けられれば別に不自由も何にも無いし、クネクネで楽しいので文句はありません。山の奥深くなので携帯電話が圏外であることは無論、鹿もウジャウジャいます。

・鹿さんこんにちは ・ダートも登場

朝4時30分に起床して、おにぎり一つの朝食のみでココまで走ってきたら、人間の燃料が切れてきました。
ツーリングマップルにはちょうど次の下界辺りに『鹿肉や猪肉』などの定食屋が並んでいることになっているので、ついさっきまで"こんにちは"していたのに食事をしてみることにします。ちょうど旧南信濃村営『梨元ていしゃば』食堂があるらしいので、まだ10時台だというのに寄ってみる事にしました。

・梨元ていしゃば ・山のメニューです ・ジンギス定食\900 ・肉野菜炒めですな

腹が減っていたから美味いっ!!
朝10時台からモクモク喰いをしてしまい、あっという間に完食。お店のおばちゃんの感じも良かったです。

さらに国道152号を南下します

すごい山奥なのでがけ崩れも多いらしく、たくさん工事をしていますが、事前情報でも入手していた悪名高き工事がコレ『平日通行止め』!
金曜・土曜・日曜だけは除外で通れるとのことですが、もともと狭い道路ですから片側交互通行にすることも出来ず仕方が無いのかもしれません。

・平日通行止め ・大型車通行止め ・狭いので常設信号機 ・赤1分55秒・青14秒 短い!

そして、最後の点線国道区間である青崩峠へ。ここは地層が脆くて現在でもトンネルを掘ることが出来ず、道が無いのです。しかたなくここも林道で迂回しなければならないのです。

・国道152なんですけど・・・ ・なにソレ。 ・しかたなく兵越林道へ

いや~、右へ左へタイトコーナーを繰り返して、今日はココまでひたすらコーナーばかり。腰が痛くなってきます。

・迂回路の兵越林道 ・兵越峠

今日のハイライト・天竜スーパー林道

下界の水窪の町に降りてきました。
今までの山奥からは考えられないほど都会です(←皆さんの普通の感覚から較べたら田舎町かもしれませんが、ここまでずーっと山奥を走ってきた私には輝いて見えます。)。そして鉄道まで走っています。JR飯田線ですが、隣の谷で佐久間ダムが作られたので鉄道は隣の町にルート変更されたのです。
この鉄道の建設も難儀して、トンネルで通り抜けるはずだったところが崩れてしまい、川の上をへの字状に橋をかけて回避しているのです。岸から橋になり、川を渡るのかと思えばそのまま元の岸に戻ってくる鉄道なんです。面白い!

・JR向市場駅の先にへの字 ・平日/休日ではなく『毎日 ・おっ偶然にも電車が来る(?) ・あれっ(?)前だけ電車!(?)
・この地図を{+}を押して思いっきり拡大してみると・・・への字橋

でも、その事実は自宅に戻ってきてツーリング日記を書くために色々調べてから判明した次第で、せっかくすぐそこまで行ったのだからこの目で見てくるべきでした・・・。
さて、ココから再び山に登り、山の稜線を走るスカイラインである、天竜スーパー林道に針路を取ります。

・アタック路もがけ崩れ ・山住峠 ・天竜スーパー林道の始まり ・結構よさげな道ですよ~♪

スーパー林道までの道も崖崩れなのですが、頂上までは行けるとのこと。すがすがしい天気の中、林道に突入して行きます。
下界は暑い位の天気でも、この辺りは標高が高くて高原の空気でひんやり気持ちが良いのです。そんなスーパー林道を流していると・・・・


天候急変!
霧が出てきました。霧というよりは自分が雲の中に突入していったという表現が正解かもしれません。しかも徐々に濃くなってきて、かろうじて見える看板にはゴールまで20km近くとあります。
初めて通る道で濃霧。オマケに林道だから路面に石や木々が落ちている・・・
偶然出てきた三叉路でもどっちが正解だかわからず一時停止。さすがにコレはヤバイと危険を察知して、このまま続行すべきか来た道を引き返すべきか悩み始めますが、その来た道も良く見えなくなってきました
キャンプセットでもあればビバークする手もあるのですが、こんな軽装だと日が落ちれば凍死してしまいます。

・おやっ、何か見辛いゾ(?) ・すぐそこが見えなくなってきた! ・三叉路の先は・・・ヤバイ ・戻り道も・・・ヤバイ

オマケに手持ちの地図・ツーリングマップルでは分岐林道は読み取れずさてどうしよう・・・・。推理しかありません。

  • この霧から逃れる為には標高の低いところにいけばよい筈だ。
  • ということは、今いる三叉路の枝道はエスケープルートとして成立するかが論点だ。
  • 標高は下がるのか(?)舗装されているのか(?)そもそもどこに行くのか(?) 道標によると『国道まで13km』とある。
  • かたやスーパー林道だと、20km弱で確実に目的地に着けるけど、稜線を走るので標高は下がらない。
  • エスケープルート等、余り人気の無いところに立ち入り、移動不能となった場合はヤバイ!

結論の出ない賭けのようなジャッジが必要となってしまいました。


う~む。
すると一台の軽ワンボックス車が私が来た方向からエスケープルートの方に走り抜けていきました。私のほうを思いっきり不審者を見る目つきで見つめながら・・・・
しかし、私も同時にその軽自動車の素性を盗み取るためにジーッと観察しました。ほんの一瞬の出来事ですが、林道関係者と思われる作業員3名が乗車していました。その場限りの観光客ではなく、常用している地元の人たちとの判断です。


答えはコレだ。この軽自動車がいけるほどの通行困難度であれば、私のオンロードバイクでも走破できるはずだ
このヨミは大正解で、国道152号まで避難することが出来ました。天気もとりあえず持っています。


いや~、その後も色々あって、天竜川下りは諦めて、長野に戻ろうかと北上を始めたら雨にやられたので再び南下して、そのままではつまらないので林道みたいな県道をリレー大井川沿いまで出て、最後は高速代をケチって国道1号線をひたすら箱根まで下道で帰ることにしました。
国道1号のこの辺りは初めて走るのですが、コレならば高速乗らなくても良いじゃない。途中チビット渋滞もあったけど、脇抜けもせずに我慢できるほど。


最後には、三島のうなぎ屋『元祖うなよし』さんに寄って『うな丼(上)\2,950』(←前回から\300円の値上げ!)に舌鼓。さらに箱根峠を越えてから帰りました。

・三島・元祖うなよし ・丼からはみ出てる! ・うほ~っ、美味そう♪♪♪ ・肝吸い

このお店、平日に来ることも初めてだし、夕食時間に来ることも初めて。とっても空いていて座席もどこでも座りたい放題。しかも出てきた丼はアツアツ。熱いぐらいが美味い丼ですから、口の中がべろんべろんにやけどするぐらいのヤツをガッツリと頂きました。
普段の混んでいる時からこのレベルがコンスタントに出てくれば素晴らしいのになぁ・・・。
ホクホクの鰻で、炭火焼の特徴で中はジワーッと熱い!ご飯もアツアツで、ホフホフ食べるのが何においても勝ります。あぁ~美味い!幸せ♪


最後は乗っていても体中が痛くなるほどで、太もも痛いのなんの。でもコレぐらいが良いんです。
やっぱりたまにはガッツリ走らないとね♪

f:id:vfr750f2:20080630212731j:plain
・本日の走破ルート 681.6km