山梨三昧ミニミニツーリング

おことわり:今日は近場ツーリングなので、写真ほとんど撮っていなかったのですが、終わってみれば盛りだくさんでした。残念ながら文書のみです。

最近は土曜日に所用が入ってしまうことが多くて・・・・。
別に普段ならそれでも良いのですけど、今日は時々お邪魔させて頂いている『トンネルクラブ』の塩山ツーリングの日なのでした。お昼ご飯に塩山で有名な『白彩』で昼食を取るとのことだったので、追いつけるかどうか判らないけどルート上に塩山を絡めて午前10時過ぎに出発することにしました。
どうせ出かけるのであれば高速道路は最小限にして、私好みの低速タイトコーナーをつなぎ合わせるルートにしました。
ついでに走ったことの無いマイナーな道も積極的に取り入りることにしました。

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・ミニミニツーリングルート(「W」マークはワインディング路)

まずは中央道八王子ICを出発し、たった2つ目の上野原インターで降ります。料金は¥650円ですが、マイレージ充填のため無料!
ココからはすぐに来れるお手軽ワインディングの県道521号~522号~18号で奥多摩湖のさらに奥を目指します。メジャー奥多摩を避けて通るルートであるため交通は皆無。たまにすれ違うバイクが心地よいほどです。
いや~、良い意味で腰が痛くなるほどのワインディングが堪らないです。ぐったりと疲れるのにほとんど距離が進んでいない・・・。


さらに国道411号を西進し、柳沢峠を越えて塩山を目指します。
この道も昔は舗装はされていたけど酷かった・・・・。低速タイトコーナーばっかりのルートだったのですが、トンネル工事で新ルートに切り替わりが進んでいます。旧ルートの険しさが好きなのになぁ・・・。
あっけに取られたのは柳沢峠周辺。なにこの様変わりはっ・・・・
南側は以前から線形改良を積極的に行っていたのである程度は想像がついていましたが、北側までもが線形改良されています。しかも超快適~~~♪(←はっ、イカん。低速タイトが好きなんじゃなかったの(?))(←長大スパンの橋梁でゆるやかRで標高を稼ぐ気持ちの良い道に生まれ変わりつつあります。)


峠を降りJR塩山駅に到着するも、トンネルクラブと遭遇することが出来なかったので、そのまま更なる低速タイトワインディングを目指します。
ここからは初めての道、県道36号鳥坂峠~芦川村をルートチョイス。けっこうクネクネですが、アスファルトに刻まれた溝がうっとおしいの・・・。大人しく走りました。

・甲府精進湖有料道路料金所跡 ・県道9号・・・おやっ!? ・超レトロな看板です。

一旦南側に出るため精進湖トンネル(旧・甲府精進湖有料道路)で峠を越えて富士五湖の一つ、本栖湖に到達の後、更なるワインディング『国道300号』へ。ココも(たぶん)初めて通るルートですが、いいねぇクネクネが!
ココからようやく引き返しで、谷間を走る県道9号で再び北側に移り、県道36号~すずらん群生地まで突っ走ります。
軽く流しているだけなのですが、次から次へと中低速コーナーが襲ってきて、いやでも体を使うことになります。


そして、ツーリングマップル関東甲信越編(年次不明)にもオススメルート色で記載されている名も無いルートです。途中には『すずらん群生地』まであり、ちょうどシーズンが5月~6月なのでナイスタイミングです。
この道はどうやら林道のようで、"すずらんポイント"付近まではそれはもう快適アスファルトなのですが、直前からコンクリート舗装に切り替わります。
アスファルトと違い固くて柔軟性が無いコンクリート舗装は、それはもう路面が巨大なクラックだらけでボコボコ!

かまわず奥地に進入していくのですが、草もボウボウになってきて道もさらに荒れてきてかなり不安・・・。とてもバイクをバンクなんかさせられる状況ではなく、低速走行でひたすら坂を登っていきます・・・。
今から引き返すと相当な遠回りになるため、とりあえず進むしかありません。

・ツーリングマップルでの表記はオススメの一本道

やがて分岐が!
今来た道はボロボロコンクリート。そして右に行くと綺麗な舗装道路で『すずらん峠・新道峠』の道標があります。もう一つはボロボロコンクリートが続いています。どちらの道も立て看板で『ココから先の林道は、11人乗り以上の大型自動車は通行止めです。』とあり、通行困難度も変わらないみたいです。
しかも、ツーリングマップルには分岐の無い一本道として記載されており、完全に現在位置をロストしている模様・・・。コンパスも役に立ちません。
こうなると推理しかありません。

  • パッと見、新しく綺麗な道のほうが最近人の手が入っていることを示しており、主要道である可能性がある。
  • 自分は本当にロストをしているのか(?) すずらん群生地をカスめる道は今いると信じている林道1本しかない。おそらく地図に分岐が載っていないだけだ。(←本当にミスコースしているのであれば非常に危険な判断。登山であれば遭難への序章。)
  • 地図を熟読しても、道標にある地名『すずらん峠』も『新道峠』も記載が無い。ということは道標として役に立たない。
  • 結局外的情報無しで、自分で右に行くのか、左に行くのかをジャッジするしかない・・・。
  • 地図上で一本道であるということは、一体的に整備されたと考えるのが自然である。すると荒れたコンクリート舗装が続いている左ルートの方が正解であり、右ルートは後から別の目的で整備されたと見るべきである。

一度は本能的に綺麗な道へとバイクを向けてしまい、入口で急ブレーキして5分ほど考えたのですが、人力でバックさせても左ルートを取ることにしたのです。エンジンを止めて考え中に、人工的な音は一切せず、鳥の鳴き声と風の音しか聞こえません。どちらを取ってもフィフティーフィフティーです。


やがてとある峠を通り過ぎたところから比較的新しいアスファルト舗装に切り替わりましたが、人の気配は全くせず、落ち葉や落石で路面は荒れています。
急な下り坂をひたすら続く低速ワインディングで切り抜けるのですが、相当走っても相変わらず林道が続きます。
地図で読み取るとちょっとの距離のはずが、行けども行けどもゴールの国道が見えず・・・・、これはミスコースしているなぁ・・・。きっと下り坂で舗装路が続いているので、やがては人里に出るのだろうけれど、だんだん不安になってくるほど走った気がします。


ところが、ようやく到達した人里は大正解の国道137号。しかも『えっ、ココが分岐(?)』というほど変な場所から出てきました。(←逆向きには入口がわからなくてトレースできない可能性が大。)

・林道通過後の御坂みちは天国に感じます。

う~っ、疲れた~。
既に日も傾いているし、本当ならさらに道志でも通って帰ろうかとも思っていたのですが、中央道河口湖ICから一気に通勤割引ワープをしてしまいました。
振り返って地図を見てみると、今日の行程中のほとんどがワインディング三昧。


すぐ近くの山梨もなかなかやりますなぁ。何年バイクに乗りつづけていても、新しい発見が続くので、飽きが来ません。
自宅に帰ってビールを飲んだとたんに、猛烈に睡魔に襲われ、さっさと熟睡してしまいました。あ~、気分いい~~~っ!!