上士幌町廃線跡探索 ~2008GW北海道ツーリング・行程10日目~

昨日の夜から今日の朝にかけて天気が悪くてかなり雨が降ったみたいで、宿に避難は大正解。でも、洗濯したり旅の記録を整理したりと、電気パワーを十二分に使用して夜更かししてしまった(キャンプだと遅くとも21時には寝てしまうが、0時近くまで起きていた。)ので眠い~!!


今日は全道的に天気が急速に回復して晴れるので移動を開始します。

・今日の予定ルート

いよいよ引き上げの為に駒を函館に寄せなければなりません。しかし、道南のみ夕方から雨が予報されているため、雨の範囲に被らない上富良野町日の出公園キャンプ場を目標とします。

アーチ橋を探して

帯広から北の方角の山岳地帯に向けて、国鉄士幌線という鉄道がありました。ここも御多聞にもれず利用者衰退で廃線となってしまいましたが、自然に溶け込んだ綺麗な廃線跡が今でも残っているのです。(今回の旅では廃線跡めぐりが結構出てくるのですが、私は別に廃線マニアではありませんよ。旅を組み立てる時に北海道と廃線って結構絡んでくるんですよね・・・。)
なんと、鉄道が現役の時から既に利用者が少ないため末端区間はバス代行』となっていて、レールは引かれているのに使われず、構造物は木々や草に埋もれて荒れ放題。この状態が9年続き鉄道が正式に廃止されたときには、構造物の撤去すら出来ずにそのまま残されたため、現時点においても色々と観察することができるという不思議な運命なのです。


現在ではそれら構造物を上士幌町が買い取って、これ以上破壊が進まないようにしており、観光資源として積極的にアピールしています。橋にはそれぞれ解説の看板が建てられており歴史を知ることが出来ます。例えば、こんな感じです。

第三音更川橋梁
国登録有形文化財 1936年竣工 全長71m(10m×2+32m+10m)

 旧国鉄士幌線の上士幌と十勝三股の間には、音更川の渓谷を進むために、多くのコンクリートアーチ橋が建設されました。鉄橋ではなく、コンクリートアーチ橋を採用した主な理由は、材料となる砂利などを現地調達することによる建設コストの低減と大雪山国立公園にかかる橋梁のため、周辺の自然景観との調和を図るというものでした。
 第三音更川橋梁は現存する北海道内の鉄道用コンクリートアーチ橋としては最も古く、32mアーチスパン(径間)は最も大きなものです。この橋梁の成功により日本各地で大きなアーチ橋が沢山つくられるようになりました。また、設計計算や施工の状況が克明に記録された資料が残されており、学術的にも大変貴重な橋梁として評価されています。
・第三音更川橋梁・大アーチ ・橋梁の奥には桜が! ・まだ1分咲き(?) ・よく見ると上部は砂利敷き

ほぼ国道に沿って廃線跡がありますが、若干のヤブ歩きをしないと見えない橋もあります。この時期だと虫がいないので楽チンですが、夏の時期だとハチとかが襲ってくるかもしれません。

・ヤブを歩いて ・第二音更川橋梁 ・橋の上から木が生えてるし ・第四音更川橋梁

自然との調和どころか、完全に自然に飲み込まれています!!
鉄橋だとどう見ても不自然な人工物なのですが、コンクリートアーチだと石と同じで自然に見えるため、その造形の美しさが際立って目が惹かれます。


そして、巨大なコンクリート構造物、糠平ダムを通り過ぎ、お決まりの上士幌町鉄道資料館へ。

・上士幌町鉄道資料館 ・ガラガラ。私だけの貸切です

世間はゴールデンウィークなのに私しかいない・・・。ココは旧糠平駅の跡で、建物は小さいのですが展示物はたくさん。そして入場料はたったの\100円。結構楽しくは私なんか3回目なのに、他の人たちはスルーしているのかな(?)

タウシュベツ川橋梁

前出のダムを作るため、旧士幌線の線路は湖に水没し、新線へ切り替えが行われたのですが、湖の水が少ない時期になると湖面から顔を出す旧線のアーチ橋なのです。
ただし、国道からは片道林道ダート4kmの道を走破しなければなりません。オンロードVFRで無理して寄っていきました。(鉄道資料館の係員さんは、"入口にバイク止めておいてヒッチハイクで行けば(?)乗せていってくれるよ!"ですって。でも固めのダートだからオン車でも何とか走れます。)

・国道からの入口 ・この小さな看板が目印 ・ダート4kmを進む ・対向車もいました

この林道、去年は2件ほど転落事故があったそうで、あまり事故が続くと対策を考えなければならなくなるため、今年からは入口に注意喚起する係員を配置して事故防止に努めているそうです。
係員さんは本気で危機感を感じていて、入っていく車を一台一台止めて注意していました。私も止められましたが・・・『まぁ・・・、バイクなら大丈夫でしょ。』だって。何が大丈夫なんだ(?)
そして、タウシュベツ川橋梁に到着。

・すばらしい~♪ ・水流に揉まれてザラザラ ・一部では崩れている ・足はドロドロ

当時の設計者の意図したとおり、自然に調和しているではありませんか
でも、いくら当時の建設技術が優れているとはいえ、さすがに崩れ始めていて橋脚の周りには細かい落石が集積されています。この姿はいつか崩れてしまいますが、このまま補修工事とかはしないで自然のままに任せてほしいと思います。
きっと入口の人たちはボランティアでやっているのではないですかねぇ。退出時には『ありがとうございました。』と声を掛けておきました。

三国峠は・・・天候急変

国道273号をひたすら北上し、北海道機動力到達最高所である三国峠(標高1,139m)を目指します。この国道も快適で気持ちいい~♪。

・スケールがでかい! ・あれっパトカーだった・・・ ・なんか薄暗いよ(?)

のんびり空気でも吸おうかと思っていたのですが、なんだか様子がおかしい・・・。


やがて空が薄暗くなり・・・、雨・・・!(?)


いや、違う。雪が降ってきた~!!!
急速離脱を試みてしばらく走ってみましたが、峠を越えたら天気は悪くなるばかり。標高が落ちたら雪は雨に変わりました土砂降りになってきました。

・何この白いのは! ・雪が降ってきました

通常巡航体勢から水防体勢に切り替えるのには多少面倒なので、できれば切り替えたくない。しかも、対向バイクの人たちも道端でカッパを着込んでいたので、きっとこの辺りだけ雨で、この先は快方に向かうに違いない。
そう判断して、めずらしく"ぬわわkm/h"の高速度巡航をして必至に雨から逃げようとするのですが、どこまで逃げても雨足が強くなるばかり。


コレは逃げ切れない

・急遽水防体勢に切り替え

結局判断が遅れてしまい、人間はハイテク衣類装備で無傷でも、リアバッグにはかなり水分を染み込ませてしまいました・・・。

旭川ラーメン村

幸いなことに下界に降りてきたら天候は回復したので、再度道端にバイクを止めて通常巡航体勢に切り替えて、荷物を乾かすことにしました。
そして、旭川といえばラーメンじゃなかったっけ(?) ということで、ラーメンを食べに行きました。でも旭川ラーメンってどんなヤツ(醤油とか、みそとか、豚骨とか・・・。)だっけ!(?)

よくわからないから、適当に一番空いている店に入りました。

・旭川ラーメン村 ・空いているいってつ庵 ・とろチャーシュー麺(塩)\950

う~~~む。いまいち!
麺とスープが別々に味を主張していて一緒に食べる料理になっていないですねぇ~。売りであるチャーシューも味が全く染みておらずただ単に『柔らかい肉の塊』です。


やっぱり、きちんと調べてから行くべきでした・・・。

パッチワークの路

旭川から富良野へは、あんまりルート選択の余地は無いので、国道よりは・・・ということで、パッチワークの路を通ります。
季節が当たれば、色とりどりのまるでパッチワークのような景色を見ることができるのですが、冬が終わったばかりのこの時期には何にも無く、ただ単に丘が広がっているのと、いろいろなCMで使われた特徴のある木々がポツンポツンと立っているのです。

・パッチワークはどこ・・・(?) ・ただの丘です ・ケンとメリーの木

実は私、当たりの天気・季節に訪れたことがありません。

https://…/2007/09/14/ 今日も曇天!!北海道(行程6日目)

だからココがどんなに素晴らしいところなのかがわからないんです。しかも、のんびりと写真撮影しようとしていたら、次々と観光バスがやってきて、大量の人々が押し寄せてくるので雰囲気が台無しです。
今回の写真も、だいぶ粘って他の車を排除しました。しかも、だいぶ時間が経過したのか、雲の量が増えてきて薄暗くなってきました・・・。

ハズレ

空に雲が広がってくる頃には、辺りはかなり強い風が吹いてきました。
風向きを計算し、小さな山陰に隠れるような場所に、テントの入口が風下になるようにテント設営をしました。

・写真の背から風が吹く ・近くの温泉へ ・今日のおつまみも野菜スティック

どうやら天気予報は外れたようです。
道南だけではなく、この辺り道央まで雨が降ってきました。しかもかなり強く・・・。やばいなぁ・・・、明日の朝は撤収できるかな(?)
明日のうちに南下しておきたいのに!

https://…/2008/05/07/ 単なる移動日のはずが・・・ラッキーマン ~2008GW北海道ツーリング・行程11日目~