JR中央線・緊急停車

いつも通勤で使う中央線の新型電車は車内放送が自動なのです。次の駅の案内は機械が自動でしてくれます。

そして、いつものように電車の一番最後尾に乗っていると・・・・


ピッピッピッピッピッピッピッピッ』と運転室からけたたましいアラーム音が鳴り、同時に電車が急ブレーキをかけました
実はこれ、一時期盗まれてむやみに送信されて電車が止まることで話題になった『防護無線』の警報音なのです。ある電車が危険を察知して停車などの手配をとっても、対向から来る電車など、周辺の電車も停止させないと危険な状況というのは多々あります。
そこで、電車に搭載してある防護無線機から危険を知らせる電波を発射して、またその信号を受信した電車は『近くに危険がある』ということで急停車する決まりになっています。


福知山線の脱線事故のときは、この防護無線機を作動させようとしても停電で使えず、対向の特急電車は偶然踏み切りの異常を示す信号が点っていたため停車手配を取って多重事故を免れたという件でも有名になったヤツです。


ところが、今日の中央線では、急ブレーキをかけて電車が減速を始める頃、自動放送にて『緊急停止中です。お掴まりください。Emergency Stop...』と注意を促す音声が繰り返し流れていたのです。
コレはすばらしい


急減速をするとどうしても立っている人は倒れてしまうなどの衝撃が来るのですが、事前に掴まるように指示が出るなんて、手動では絶対にできません。
こういう自動化はバンバン実施してもらいたいですね。

・無線機に耳を傾ける車掌さん

ちなみに、今回の緊急停車は、踏み切りの中に自動車がはみ出して止まっていたためだそうで、電車と接触は無かったそうです。5分ほどで運転回復です。
よかったよかった。