無事終了!!北海道(行程8日目)

北海道から離れ本州に上陸しましたが、私の場合は長距離フェリーではなく函館~青森間の短距離フェリーなので、青森から東京まではさらにバイクで700km走らなければ旅が終わらないのです。
フェリーの中ではハセガワストアの『やきとり弁当』(←函館で焼き鳥といえば豚肉を指します。)に、オプションでレバー焼き鳥2本を追加して、エネルギーチャージ。

・やきとり弁当(大) ・やきとり4本 ・さらにレバー串

でも、写真で改めてみると肉だらけで健康に悪そう・・・

青森港到着

青森港到着は、前日の15日21時30分。
そのまま健康ランドで仮眠を取るのがいつものパターンですが、今回は時間が経つほど天気が悪くなっていき、午前0時~6時の降水確率は70%、それを越えると90%となり、東京は晴れの予報なので早めに南下すれば雨から逃げられる可能性もあるため仮眠は得策では無いと判断、高速道路の深夜割引(0時~4時走行が条件)も絡めて夜間走行することにしました。
私の計算だと、ちょうど東北道中間点の仙台付近まで逃げ切れば勝負に勝てるはずです。
そうそう、函館でおみやげを買ったら、財布の中は¥7,000円だけになってしまいました。

・青森港到着 ・頭の中の想像図

フェリー代¥4,000円を支払ったとしても、青森~東京間の高速道路料金はETC後払いなので大丈夫~っと、函館滞在中にも銀行に寄らずにノンビリしていました。


まてよ・・・
ガソリン代が無いじゃん・・・。この時間で銀行なんか開いていないよ~。


まだ私が北海道ツーリングを始めた時は必要以上の現金を持ち歩かないようにしていたので、途中でお金が底をつくと中級クラスの街の駅前に寄って、銀行を捜し歩いたものです。15時を過ぎれば次の日まで待つしかありませんでした。
今は・・・コンビニで24時間引き出すことができるので大助かり。さっそくコンビニを探しにいきました。

東北道縦走

さて、ようやく長距離走行の準備が整いました。あとは真っ暗で何にも見えない景色に気を取られることも無く、ひたすら走るだけ。来るときは有意義な時間でも、帰るときはとってもツマラナイ時間なのです。

・旅の始まり!?

お約束の青森インターでは、この先の旅程の雰囲気を盛り上げる看板の前で撮影。なんだか応援されているみたいで力が湧きます。東京側の浦和料金所にはこんなの無いのにね。この辺りで高速道路に乗るということは『』ということになるの!?


いきなり一つ目のパーキングエリアで、地元のおじいちゃんドライバーから道を尋ねられ、目的のインターを通り過ぎてしまっていることを説明したのですが、その人曰く・・・
地元人『これからどこに行くの(?)
私『えっ、東京に帰るんですけど・・・』(さっき言ったじゃん・・・)
地元人『どうやって!!
私『(そんな驚いて言わなくてもいいじゃん。)この道をひたすら真っ直ぐ行けば東京ですよ。
地元人『(?)(?)(?)。えっ、だってこの道は五所川原に行く道だろ
私『(?)(?)(?)!!』(えっ、オレが間違っているの(?)地元人に言われるとグラッとくるなぁ。)
と、この人、今乗っている高速道路ですらロストしている模様。親切丁寧に場所を教えておきました。普通逆じゃない(?)


高速道路長距離走行の場合は、自分単独で走るとスピードメーターを時々見ながらアクセル開度調整する定速走行が結構面倒だし疲れるので、適当なペースカーを見つけてピタッと付いて走るのが楽なのです。
最近の大型貨物は90km/h規制装置が付いているため、べた踏みでも定速走行をするので、後ろに付くにはうってつけ。
パーキングエリアの出口で白バイみたく獲物を待ち、コレだっというトラックが現れると急発進し追従、あとは楽チン。(このために一つ目のパーキングに入ったのでした・・・。)

眠い

普段なら睡眠の時間なので、いくらフェリーで仮眠しているとはいえ眠くなることは予想済み。刺激を与えて雨が降る前に南に脱出します。

・岩手山SA、まだ遠い ・岩手山SAでレディーボーデン ・真夜中のアイスでシャキーン!!

ついに悪天に追いつかれます。本線情報板ではこの先霧が出始めて速度規制が掛かっている事を示しています。
カッパ着用は面倒なので、ヘルメットシールドに付着する水滴を拭いながら走行し、その量が増えてきたので『カッパどうしようかな~(?)』とちょうどPA入り口で悩んで通過ジャッジをした瞬間から雨が降ってきました。
次のPAまで約15km。まじかよ~。

・霧・速度規制

幸い雨は1区間の間でやみましたが、濃霧が襲います。紫波IC~大和IC間137kmと、かなりの区間が規制されています。こんな時でも大型貨物ベッタリ走行なら怖いものは無し。
霧を抜けたらいきなり星空。コレならば雨の心配はなさそうです。

食事

バイクの場合は一度の給油での航続距離が短いために、バイク自体も何度も何度も給油しながら走ります。何度も何度も財布の出し入れが面倒なのでETCで支払えるようになりませんかね・・・。
ちょうど中間地点付近の宮城県菅生PAにてガソリン給油。この辺りのガソリンスタンドの店員さんは北海道馴れしているようで、私の姿格好をみたら『北海道が帰りかい(?)』と一発で見破られました。


バイクも食事なら、人間も飯にします。

・菅生PA ・菅生PAで牛タン丼¥850 ・スパイシーで脳も活性化

おっ、意外にも美味い。サービスエリアのレストランだとイマイチな牛タンですけど、パーキングエリアの飾り気の無い質実剛健な牛タン丼であれば余計なものは無しの直球勝負。


ところが、ココで腹いっぱい食べたのが幸いし、走っていてもたまらなく眠気が・・・
宮城・福島県境の国見サービスエリアの端っこのほうの薄暗いベンチで横になりました。何時間眠るかわからないけど特に目覚ましはセットせず、体が要求するだけ寝ることにしました。

・国見SA・やっぱり東北道は長い~っ

そういえば一日目の北海道に向けて走行中のときは、青森圏内のパーキングエリアでキャンプしているライダーがいました。すげーっ!!
起床は、4時37分。1時間15分で目が覚めてしまいました。その後の走行がずいぶん楽になりました・・・!?


いや、楽じゃない・・・!!
100km走った福島県・阿武隈PAにて、端っこのほうになだらかな芝生があり、ヘルメットを被ったまま横になると枕にもなってこれがちょうど良い・・・。ちょっと目をつぶっていると・・・・。寝てしまい・・・


誰かが呼んでいます。んっ・・・、私・・・??

・阿武隈PA・ちょっと横に・・ ・目覚めるとトンボが沢山

ゲッ、高速隊のパトカーじゃないですか。確かにヘルメット被ったまま地面に倒れているように見えますね。別に寝ていただけなので無罪放免ですが、おかげでパッチリ目が覚めました。
ラッキー、後続のバイク連中はカッパ着ているじゃない。雨にやられたな、きっと。

食事PART2 埼玉県・羽生PA

まだ喰うの!?

・羽生PA・あと少し ・PAでモスバーガー ・海鮮かき揚げとアイスコーヒー

念のために言っておきます。食べるために止まったのではありません。決して。東京が近くなったので交通情報の入手をするのです。


ぐぉ~、さすが世間は3連休。都内からの脱出組みで高速道路の下り線はどこも大渋滞。このまま都心の首都高まで行ってしまうと、首都高でも渋滞、中央道でも渋滞に巻き込まれて3時間半も掛かる予想になっています。

・岩槻インターで脱出

しかたなく一つ手前の岩槻インターで降りて、国道16号・東京環状にて八王子に向かいます。

・自宅到着

ナンダカンダで東京・八王子の自宅到着は午前11時30分。函館でわざわざ購入したカッパ下半身は使うことがありませんでした。前もって用意するとこんなものです。
なんと14時間も掛かってしまいましたが、無事に到着しました。

ツーリング後記

北海道では毎日カッパを着用するほど天候には恵まれず、でも逆転ホームランがあったりと結構楽しんできました。
その割にカッパの下半身を紛失したりと、小トラブルもいろいろとありました。
トラブルは・・・

  1. サイドスタンドカウル脱落 --> 純正品の在庫あるか心配・・・
  2. カッパ収納袋紛失 --> キャンプ時の枕の代わりになるものを探さないと・・・
  3. カッパ下半身紛失 --> 雨カッパの機能を満たさなくなりました。函館で代替品を補充したけど性能は・・・(?)
  4. 帽子紛失 --> どこかで無くしました。
  5. 皮グローブが破れて穴が開きました。
  6. 車載無線機&MP3プレーヤー用のヘルメット配線の脱落

要対策個所として・・・

  1. タンクバッグのマップケースの亀裂が限界。接着剤で補修した場所以外が裂けてきました。
  2. タンクバッグの防水カバーが全く役に立たず浸水。防水性能の補修が必要。
  3. AC100Vインバーターの充電方法の再考。いままでの振り分けバッグみたいな柔軟性がない。

といったところ。
その他、話題にはしませんでしたが・・・

  1. 毎年上陸直後に購入している"北海道キャンプ場ガイド"2007年版がこの時期には入手できなかった。まぁ、雨が多くてキャンプできなかったのである意味良かったかも。
  2. 道の駅スタンプラリーのスタンプ用紙を忘れた。
  3. 旅風ツーリングガイドの本を持っていくのを忘れた。

などもありました。でもいずれもたいしたこと無し。


いや~、走った走った。いい旅でした

今日の走行(少なくともETC設置にかかった費用¥46,566を有料道路で消費するのにどのくらいかかるのかメモすることにします。)
  道路名 出発 到着 記事 料金 割引額
東北道 青森 岩槻   ¥7,450 ¥3,200
(((積算)))     62ゲート ¥66,490 ¥9,810
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