青森~函館間フェリーにて熟睡。手慣れたもので雑音遮断の耳栓に照明遮断の手拭いがあれば、ぐっすりと寝れます。
朝は大音量の函館港到着の放送で強制起床。ライダーの性ですぐに窓から空を眺めます。
・今日の予定行程 | ・100均で購入の耳栓 | ・函館上陸・路面湿潤 |
え~っと…雨ですね…。
フェリー内でカッパを着込んで北海道に上陸しました。
しかも今日の予定は、普段なら2~3日かけて走る函館~帯広間を一気に無茶走りするのでした。私らしくもなく、既に宿を押さえてあるため意地でも帯広まで行かねばならないのです。
函館朝市 23.1℃
私は大のイカ好きなのです。
初めて函館でイカを食べた時から虜になってしまいました。でも前回の北海道ツーリングの際に函館朝市の区画整理(?)&リニューアルされてしまい、捌きたてのイカ刺しを食べさせてくれるお気に入りの店が無くなってしまったのです。
また新にお気に入りの店を見つけなければならないのです。
・昔は小さい店舗がたくさん | ・今は・・・綺麗すぎ |
けれど、注文の度にイカを捌いて活きイカ刺しを出してくれる店は意外に少なく、数少ない食事チャンスで当たりの店を探すのは大変なのです。
そこで、ちょっと恥ずかしいのですが、駅二市場のイカ釣りにしました。釣ったイカはその場で捌いてくれて丸々一杯を楽しめます。
しかも、釣らなくても良いのです!?(←意味ないじゃん!!・・・でも、恥ずかしいから店の人に任せてしまいました。)
・活いか釣堀 | ・今日は1杯¥1,200円 | ・ココから釣り上げます |
価格もその日によって変わるというのも市場っぽくてよいし、変にボッたくられない安心もあります。
店員さんは、手であっという間にイカを捕まえて、さっそく調理開始です。ワクワク・・・。
そうそう、この味、この歯応えです。肝まで食べられる超新鮮、だって皿にもられて出てきても刺身が動いて逃げますから!!
・活きイカ刺身です | ・この色ですよ~♪美味そう♪ | ・肝を醤油に溶いて食べます |
コリコリと、相変わらず物凄い歯ごたえ、透明な身。濃厚な肝につけて食べると『あぁ~、しあわせ~♪』。美味しいょ~~~!!
ちなみにご飯と味噌汁は近くの別の店から調達(¥300)します。
北上開始
今回は最短ルートである国道5号線を使います。
・国道5号線函館~札幌 | ・国道5号起点にて。遠いなぁ・・ |
イカ飯し駅弁で有名な森町辺りでは雨が止み路面もドライ。カッパも収納しました。
森町を過ぎてやがて現れるひとつのトンネルを越えると、視界には青い海とでっかい陸地の景色が広がるのです。
・山を抜ける例のトンネルが!! | ・わくわく・・・ | ・がーん!!。青くない・・・ |
『好天ならば!』。ドス黒い海と低い雲では絵になりません。
やっぱり… 長万部20.6℃
50kmも走らないうちに雨にあたりはじめ、再度カッパを着込みました。その後、このカッパは帯広到着まで脱ぐ事はありませんでした。
最初のうちは『なるべく高速は最小限に…』との方針でしたが、長万部を過ぎたら雨は土砂降り!
展望は全く利かずたまらず高速に乗り距離と時間を稼ぐことにします。(ここから先の太平洋沿いは、伊達、室蘭、登別、苫小牧とA級市街地が続き思うように距離が稼げないんです。)
・雨の高速道路PAにて |
行程前半での荷物水没はダメージが大きいため、気を使いながらの走行が続きます。(例年と比べるとパニアケース内の水没は気にしなくて良いので楽ですが、中身はキャンプ時の火力や食器等、水没の影響のないものばかりだったりします。重量の関係でネ。)
夕張・快速旅団
通販では何度かお世話になっているツウ好みなキャンプツーリングサポートのお店なのです。
前回も直接覗いてみようと夕張を目指したら雨が降ってきて計画中止となった経緯があるのですが、今日は最初から降っているので寄り道(?)することにします。
●前回のチャレンジhttps://…/2005/05/01/ 北海道ツーリング・上陸2日目
確か、私の記憶では『夕張駅前』だった(←行くのなら場所ぐらい正確に調べておけって!!)ので、JR夕張駅を探します、探します……、探し…。
・ロータリーとホテルマウントレースイ |
記憶ではこの辺りなのですが、あいにく土砂降りで地図を開くことができません。超巨大なホテル『ホテルマウントレースイ』しかありません。市街地らしきところをグルグルしますが無いんです。
と、思ったら、超巨大ホテルのすぐ前にある小さい小屋が夕張駅でした。まさか駅がこれ(?)という位置にありました。
・えっ、よく目を凝らすと・・ | ・これかよ!!(byさまぁ~ず三村) |
その駅に立ち辺りを見回しても『快速旅団』が見つかりません!!
土砂降りの雨と、ここまでの探索ロスタイムを考えると、これ以上時間を無駄にはできません。ここから帯広までは、北海道の背骨とも思える山脈地帯、二つの峠を越える必要があるのです。
・ホテルの巨大さがわかります |
よし!出発っ~。と走り出したらそれは直ぐに見つかりました。でも、今さっき行くと決めたばっかりですし、ライダーは一人もおらずパッと見が怪しくて店に入る度胸がありませんでした。
また次回のお楽しみとします。
日勝峠 標高1,023m
標高をグイグイとあげ頂上のトンネルを越えると・・・ 真っ白!! なんと雲の上でした…。
って、前回とまるで同じフレーズです。前回も土砂降りで写真も撮らずに黙々と走り続けてしまったので。今回はズバリ『雨がなんだ!雨でも写真を撮る!』でいきます。
・やっぱりネ・・・見えない!! | ・すぐ脇は100km/hで車が走るので怖い~っ |
でもやっぱり真っ白でつまらない絵になっちゃいました…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%8B%9D%E5%B3%A0 フリー百科事典Wikipedia[日勝峠]
晴走雨読、日が落ちたら走らない
これ、私のツーリングモットーなのです。
そのルールを侵した時の『辛さ、つまらなさ』を知ってるからです。
バイクで雨天走行をする場合は物凄い気を使います。
マンホールや道路標示ペイントの上は滑るので回避する必要があるため路面注視で気が抜けなかったりします。カーブでバンクさせたらツルッと滑って転倒してしまうのではないか(?)とか、とにかく大変です。只でさえ打ち付ける雨で気分がへこむのに体温は下がりつづけるし、経験を積むまではコーナーひとつ越えるにも体がガチガチになってしまい、普段の倍以上の体力を消費します。
途中の道の駅日高で出会ったライダーはグッタリとしていました!『雨はもうイヤです。帯広まであと一時間ぐらいで着きますよね(?)』と疲労困憊で訴えかけてきましたが、私は非情にも『雨が止むどころか酷くなってきているし、これから峠を一つこえなければならないので、地図上の見た目よりも遥に時間がかかる』ことを伝えました。
・既にホットコーヒーが美味い時期です。雨の日は特にありがたい~ |
私も昔にこんな経験を幾度もしました。
だからこそ今は、雨でも普通にバンクさせて走るし力も入らずにバイクをコントロールし、雨でも写真を撮るポイントを探しながら走り、コーナリング中でもピースサインをバシバシ繰り出します。
これに懲りてバイクを降りないでね。辛かった事は一番思い出に残る、良い話しになるんですから。
帯広到着17時
すげえ、高速道路の威力はすざましく、日没後の走行も覚悟して宿をとっておいたのに、夕方には到着できてしまいました。
どのみちこの雨でキャンプすると次の日の撤収が大変なので宿を取っておいて大正解です。
帯広に着くと、カッパ着ていてもなんのその、名物の豚丼を食べるのです。普通はバイクでカッパ着て雨天走行すると、ドロドロになるのでそのままお店に入るのは億劫になってしまうのですが、雨粒を手で振り払い手ぬぐいで拭ってまで店に入ります。
めずらしく帯広駅前の豚丼のパイオニア『ぱんちょう』に行列ができていないため、さっそく攻めに行くと…
・ガーン!!! |
定休日!そりゃ列は無いわな・・・。
というわけで、いつもの『ぶたはげ』にて特!豚丼¥1,155円をほおばります。
・ふたはげ店舗 | ・メニューは豚丼のみ | ・ご登場~♪ |
う~ん、うまい♪
肉厚なのにやわらかく、プルプルの脂は甘く、そしてほのかな香りがするんです。
これにスパイシーな辛めのタレがすばらしく合います!!!!
あっという間に完食です!
宿に帰ると風呂で体を温め、ずぶぬれのカッパやレイングローブを乾かし、カッパ越しに若干水没した衣類も干すなどしていたら、心地よい疲れからか眠気に襲われ、グッスリ就寝。
明日こそは晴れるといいな。
今日の走行(少なくともETC設置にかかった費用¥46,566を有料道路で消費するのにどのくらいかかるのかメモすることにします。)
道路名 出発 到着 記事 料金 割引額 ・ 道央道・道東道 豊浦 追分町 ¥3,000 ¥0 ※ (((積算))) 58ゲート ¥55,690 ¥6,610