トラベルルータ

私は仕事柄なのか、宿泊出張が多いのです。
そのためパソコンは超軽量ノートパソコンをメインで使っていますし、インターネットへの接続もウィルコムPHSで全国どこでも通常の環境で過ごしていました。

https://…/2005/04/03/ 携帯電話機種変更

せいぜいメールと軽くホームページをみるくらいだったのでコレで十分でしたが、一度ブロードバンド回線を体験してしまうとその速さに驚愕!!
元に戻れなくなりました。

最近は街角の安いビジネスホテルでもブロードバンド回線が使えるように、各部屋にケーブルが引かれています。

ところが!!です。建物が最初から配線する設計になっていないので、机から程遠いところからケーブルが顔を出していて、配線が届かなくて使えないとか、電源コンセントが遠かったりと、ドンピシャな環境で使えるケースは案外少ないものです。
そんな時に無線LAN環境があれば超便利で場所の制約が改善されます。
しかし、出張の身だと無線ルータなんてわざわざ持ってくるほど搬送能力に余裕があるわけではありません…。


ところが、ルーターといえばシスコというほど有名な会社の民生向け製品部門が独立した会社リンクシスから、こんなビジネスマン向けの超小型無線ルータ、その名もトラベルルータが発売されているのです。
大きさは…、なんとジーンズのポケットに余裕で入ります。電源内蔵でこのルータ自体に電源プラグがついているので、そのままコンセントに指すことで余計なケーブルを持ち歩く必要すらないようになっています。
そして、ここにネットワークケーブルを指せば、部屋の中で無線LANが使えてしまうというものです。


さっそく次回の出張から試してしたいと思いますが、こんな小型の簡易版ではパフォーマンスはどうなんだろう…ということで、実験してみました。

計測1・普段の環境
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計測2・トラベルルータの環境
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普段使っているPLANEX製ルータと直接無線通信した場合と、トラベルルータを経由して無線通信した場合とを比較してみました。
普通に考えれば、トラベルルータを経由したほうが経路が非常に遠くなるのでパフォーマンスが落ちるだろうと思っていました。
また、今回の測定は最高速度のチャレンジではないので、ルーターのファイヤーウォール設定等をクリアせず、普段使っている環境のままで測定してみました。

数回測ってみた結果は…

計測1:無線LAN接続(PLANEX)
 ダウンロード(Mbps)アップロード(Mbps)
計測1(1回目)23.116.3
計測1(2回目)22.812.0
計測1(3回目)22.112.0
計測1(4回目)22.612.0
平均22.6513.08
計測2:無線LAN接続(CISCO)
 ダウンロード(Mbps)アップロード(Mbps)
計測2(1回目)24.811.8
計測2(2回目)24.611.8
計測2(3回目)24.011.5
計測2(4回目)24.911.7
平均24.5811.70

なんと、ダウンロード性能はトラベルルーター経由のほうが性能がよいのです。コレは意外でした。

参考までに、無線接続を使用せず、有線直結の場合は…

計測3・有線接続の環境
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計測3:有線接続
 ダウンロード(Mbps)アップロード(Mbps)
有線(1回目)84.317.3
有線(2回目)84.730.4
有線(3回目)84.730.8
有線(4回目)84.317.3
平均84.5023.95

桁違いの速度です。でも、無線のほうが移動の自由度があるしすっきりしているので普段使うためには必要十分です。