リアブレーキキャリパー整備への道~スピンナーハンドル

ついこの間、愛車のバイクVFR750F(RC36)のフロントブレーキ系統の不緩解現象が発生し、走行に難儀するほど酷い症状がみられました。

そこでフロントブレーキキャリパーの清掃とグリスアップを行いました。その際にパッドピンの異常摩耗キャリパーピストンの固着を発見し、修繕を行いました。

https://…/2006/10/23/ フロントブレーキキャリパー清掃・その2
https://…/2006/10/22/ フロントブレーキキャリパー清掃
https://…/2006/10/16/ パッドピン
https://…/2006/10/15/ 久々!!箱根・西伊豆ツーリング!? 116,307.2km

すると今度は絶好調!
調子が良すぎてブレーキの効きがシャープになり、リアブレーキとの格差が気になってしまいます。
そこでリアブレーキキャリパーも清掃グリスアップを…と思うのですが、なんとキャリパー取外しにはリアホイールの脱着が必要なんです。
ブレーキパッドの交換時にはホイールを外さなくて済むので、今までリアホイールを外した事はありませんでした…

https://…/2006/11/04/ 最近調子良い!?

片持ち式サスペンションのプロアームなので、取外しはボルト4本のみだし、整備の強い味方のセンタースタンドを標準装備しているので作業自体は簡単です。


でも…
自分でホイールナットを外した事が無いので、このサイズのソケットを持っていないし…
そこで、車イジリが好きなくぼたさん宅にお邪魔して、ボルトのサイズを測定させてもらいました。19mmでした。その場でラチェットレンチで緩めてみようと試みましたが締め付けトルクが強くビクともせず…


そこで… 長い前置きでしたが、新たな工具を調達してきました。
KTC製『スピンナーハンドル』と『9.5sq19mmディープソケット』です。

なかなか聞きなれない『スピンナーハンドル』ですが、工具メーカーによって名称が違う程(国内メーカーはスピンナーみたいです。)ですから仕方がないのかもしれません。

メーカー名 製品名
MACtool フレックスハンドル
Snap-on ブレーカーバー
STAHLWILLE フレキシブルハンドル
国内・KTCやKo-Ken スピンナーハンドル

このスピンナーハンドルは、その長さからテコの原理によりボルトに対して巨大なトルクをかける事ができます。トルクをかける工具なのでラチェット機構等は無くシンプルな工具でもあります。
ボルト締め付け時に使用すれば確実にネジが潰れる程だそうです。
(今回私が購入したのは長さ300mmの物ですが、さらに巨大なトルクを掛ける450mmや600mmのものまで存在しています。)


なんといっても嬉しいのが、T型レンチや十字レンチ(クロスレンチ)と違い、収納に場所を取らない事!


準備万端、次回整備時に早速使用してみます。