今日も懲りずに愛車のバイク(HONDA VFR750F(RC36))のウインカーをLED化する作業のお話です。
ウインカー系統をLED化するためには、ウインカーリレーに対しても手を入れる必要があるため、既設のリレーを自作リレーに置き換えることにしました。
ただ置き換えるだけであれば、ウインカーバルブとウインカーリレーを単純に交換するだけで良いのですが、欲張ってスペックアップ( https://tarsama.hatenadiary.com/entry/20060111/LED ウインカーLED化計画・仕様 )を目指してしまったため、新たなハーネスを作ってウインカーリレー~右ハンドル~左ハンドルまで配線を増設する必要が出てしまいました。
ハンドル間の配線は、メーターパネルの裏を通す必要があります。
ところがフルカウル車の宿命!で、メーターパネルの裏に対して作業をする場合はとてつもない前準備(カウルを外す)が必要となるのです。だから滅多にしない作業なのです。
- 左右のサイドカウルを外す(片側でネジ7個、両側で14個)
- 左右のバックミラーを外す(片側でネジ2個、両側で4個)
- ウインドスクリーンを外す(ネジ4個)
- メーターパネル裏側を隠すための化粧パネル(ロアーバイザー)を外す(ネジ2個)
メーター上部だけであればこの時点で手が届くので、インジケーターランプなどは交換ができるのですが、今回はまだまだ続きます。
- オイルクーラーエアガイドを外す(ネジ2個)
- アッパーカウルとインナーハーフカウルを留めているネジを外す(ネジ2個)
- 左右のインナーパネルを外す(ネジ2個)
- フューエルリモートコックに接続されているワイヤーを外す(ワイヤー2本:常時側・予備側)
- 左右のウインカー用電力ケーブルのカプラコネクタを外す(左右2個所)
- アッパーカウルを留めているネジを外す(左右2個所)
- この項は私だけですが、グローブヒーター配線と車載電圧計配線とレーダー探知機配線を切り離す
- アッパーカウルを少しだけ浮かせる
- ヘッドライト接続コネクタと、スモールランプ接続コネクタを外す(3個所)
- アッパーカウルを取り外す
- メーターバイザーを固定しているネジを外す(左右2個所)
- メーターパネルに接続されているスピードメーターケーブルを外す
- メーターパネルを固定しているボルト3個所を外す
これでようやく手が届くのです。この準備だけで1時間弱もかかってしまいます。
どうせカウルを外す必要があるのならば、関連する作業も同時にしてしまおうと考えるのが当然です。
さて、LED換装で残っているのがメーターパネルの夜間照明用バルブなのです。
前回のインジケーターバルブのLED換装時に手が届く上側1個所だけ先行交換して様子を見ていたのですが、スポット的に明るすぎるという結果だったのです。照射範囲が狭いというのも問題です。( https://tarsama.hatenadiary.com/entry/20060401/LED ウインカーLED化計画・メーターパネルインジケーターのLED換装 )
この結果を受けて、今回は以下のような考え方とします。
インジケーター用は、スポット的な明るさが必要です。『点いている』ことがはっきりと視認できなければならないのですから、明暗の差が大きいほど良いことになります。このため、できるだけバイク側のレンズに近づけるために長い胴体を持たせました。
メーターパネル照明用は逆にスポット的な明るさよりも面的な均一な明るさが必要です。また明るすぎると夜間に目が幻惑してしまうので、そこそこな暗さが必要なのです。そこでメーター面より距離をおくために胴体を短くしてみました。
作業自体はコレだけ数を作っていれば手馴れたもので、サッとできてしまいます。
・今回はこのサイズ | ・完成~(樹脂固め前) | ・インジケーター用はこのサイズ(樹脂固め前) |
写真は樹脂で固める前の写真ですが、長さがかなり短くなっていることがわかります。明るさも順方向電流を20mAから15mAに減じることで暗めに調整をしてみました。
後は設置してみないとこの戦略が当たりなのかはわかりませんが、とりあえずやってみることにします。