人生初の寝台特急 ~秋田出張2日目~

田んぼが広がる秋田での仕事終了!午後6時に秋田駅に着きました。
さて、寝台特急の出発時間は21時6分なので時間をつぶさなければなりません。

最近はお酒続きだったので酒も抜きたい気分です。そこで"今度こそ!"の4回目の夕食チャレンジフェイントで秋田駅ビル内のレストラン街に行きました。

秋田駅ビルレストラン ~郷土料理杉のや~

酒よりも食事、そして秋田といえば比内地鶏。ココはぜひ親子丼を食してみたいので探し出しました。
比内地鶏卵とじ丼¥1,100円』が!
うひょ~。うまそう。さっそく突入です。

・来ました親子丼 ・歯ごたえが最高


ところが!です。見てはいけないものを見つけてしまいました… 『本日ヤリイカ入荷』の張り紙を。
こんなのを見せられて断る理由があるわけが無い焼酎と共にオーダーして結局軽く飲むことに

・そそる張り紙 ・さて味はどうだ

比内地鶏卵とじ丼が当たりだっただけにこれは期待ができます。イカは鮮度が歯ごたえにもろに比例する物。鮮度が良いかどうかがすぐに判るのです。
きっと駅ビルの中だから回転率も良いだろうから新鮮であるはずた!』などなど、脳みそが勝手にシミュレーションしています。


が… がっかり… マズイ… ぐにょぐにょです。

寝台特急あけぼの号

さて、もうすぐ21時です。秋田駅のホームに向かいます。
出張で来ているはずなのに、なぜか心ワクワク、旅気分満載です。ホームには結構人が沢山待っている人がいます。ファミリも沢山です。どうやら会話から明日は家族でディズニーランドらしいです。

・寝台マークが格好良い! ・今回はB寝台

やはり東北、北へ向かう電車、北から来る電車は『東京』ではなく『上野』が似合います。


日が落ちるとガンガンに寒い秋田で待つこと数分。やってきました寝台特急。

・機関車だ! ・ブルートレイン ・入り口もレトロ

機関車が引く電車になんか乗ったことありませんよ…。しかもいまや死語に近い『ブルートレイン』ですもの。すげ~っ。
ゆっくりとホームに入ってくる電車の窓から、いままで見たことも無いような光景が…。電車の中にベッドが沢山並んでいます。みんな酒を飲んだり楽しそうにしています。お客さんも沢山乗っています。これだけ乗っていれば廃止はなさそうですよ!


さぁ、いよいよ乗車です。

・廊下を歩いて… ・2段ベットに梯子で ・上ると… ・浴衣と毛布等が。

旅気分満点ですよ。ガタンガタンというサウンドを聞きながらのんびり横になるという体験だけなんですけどすげぇ感動してしまいますよ。
ベッドもフカフカですしね。
ただ毛布の横幅が小さいので寝返りを打つとはみ出て寒いのと、枕がショボかったのが残念でした。でも、スーツを掛けられるハンガーもあるし荷物置き場もあるし、なぜココまでの環境で『寝られない』なんて贅沢なことを言う人がいるのか判らん…。
キャンプライダーなら、毎日地面に寝そべって数日過ごしていると、柔らかい布団がこんなに良いものかと感じますが、この環境であればすばらしい~。しかも寝ている間に移動をしているなんて!


沢山いた子供たちも慣れているのか消灯時間になったらピタッと静かになりました。でも自分の横にいたオヤジ連中が酒盛りをしていてうるさく、自分も23時30分まで通路の椅子からウイスキー片手に暗くて何も見えない外を眺めていました…
自分が横になったら、オヤジたちも自粛してくれて、静かな車内となりました。


途中何度か目を覚ましたような気がするけど、おおむね快調に寝ていました
近くのガキンチョが活動をし始めて、車内の電気が点き始めた朝6時、さわやかなお目覚め。身支度をしているとあっという間に上野駅。


時間がこんなに余った感覚がすばらしい~。
そして、新幹線と同等料金で、移動+宿泊ができてしまったのです。会社から支給される一泊分の旅費が丸々浮いているのです!
もし一泊して朝一の新幹線で移動していても、こんなにさわやかな気分にはなれないですものね。これは癖になりそうです。

ただし…

一応、冷静に感じたことを悪いところも含めて書いておきます。実現可能不可能も含めて言いたいことを書いているだけで悪口とは取らないでくださいね。

  • 結構揺れます。寝てしまえば関係ありませんが、減速時、加速時に隣の車両から玉突きのように『ドカン!』という振動があります。気になる人は生理的に合わないのかもしれません。
  • 残念ながらコンセントがありませんでした。これで各ベッドに一つずつコンセントがあれば携帯電話の充電とかに便利ですね。
  • 風呂が欲しい。フェリーとの徹底的な差はコレですね。
  • 次に乗るときは目隠しと耳栓を持っていこう。普段キャンプするときもこれがないとダメなのよね。真っ暗でないと寝られないので今回は浴衣を帯のようにして顔面にかけていました。


おしまい。