今日は、愛車のバイクのホンダVFR750F(RC36)のウインカーをLED化する作業のお話しです。
ウインカーリレーは、ウインカー球の玉切れ検出のために点灯時に流れる電流の大きさにて点滅する速度が変わるように設計されている事は既に書きました。
LED化すると電流が大幅に少なくなるので正常に点滅してくれなくなります。そこで、電流値に左右されないウインカーリレーを用意しなければならないのです。
https://…/2006/01/10/ ウインカーLED化計画・始動
・ブレッドボード上での試作品 |
回路自体の設計とブレッドボード上での動作検証は既に終えています。
『オンスタート』型を実現するためにそれなりの回路になりました。『オペアンプ電流検知式マイコンリレー』とでも命名しましょうか…
https://…/2006/01/30/ ウインカーLED化計画・ウインカーリレー試作
https://…/2006/01/11/ ウインカーLED化計画・仕様
本来なら純正ウインカーリレーとほぼ同じ大きさで作れればそのままリプレースできるのですが、スペックアップもしているので『3まわり程大きなケースに設置』することにして部品配置とその間の配線ルートを決定していきます。
ああでもない…こうでもない…
部品を配置しては配線し、物理的に引き回しが不能ならば部品を動かして…といった具合に根気との勝負です。
こういった根気作業はコンピュータが得意な分野で、プリント板(PCB)設計をする『PCB-CAD』が多数存在しています。適当に部品を配置したら『オートルート』機能を使えば自動的に配線をしてくれるんです。
でも!ですよ。そんな製品はプロ向けハイスペックなものばかり…で超高価です。しかもオートルート機能を使うには、そもそも回路図をコンピュータが知ってる必要があり、そのために別途『回路図CAD』が必要だったりと、素人に手出しができないんです。
・安価版回路図CADや一般CADソフトもあるにはあるけど… |
仕方がないから根気を使いました。
出来上がりはコレです。
この設計どおりにプリント板上に部品を置いて配線していきます。