テールライトLED化計画・ノイズ対策

愛車バイクであるVFR750F(RC36)のテールライトをLED化する自作換装計画を実行していますが、終盤で回路を焼いてしまうチョンボをしてしまいました。


そして、原因はバイクの電源系統から回り込んだノイズである事がほぼ断定出来た為、その対策を施します。
現行の自動車やバイクはハイテクの塊で、インジェクション車であれば各種センサーやコンピュータが搭載されているので、元々からノイズが乗りにくい対策がされているのかもしれませんが、車齢15歳のVFR750F(RC36)、キャブレター車にコンピュータなど乗っている訳がありません…


まずは、直流成分は通さないけど交流成分は通過させる部品である『コンデンサ』を、保護対象機器(この場合はLEDプリント板)のなるべく近くに設置します。
バッテリから供給される直流電力には影響をあたえず、そこに乗ってくるノイズ(交流成分)だけがコンデンサを通り抜けるのでLEDプリント板はノイズから逃れられるという寸法です。


コンデンサにも種類があるので、高周波特性に優れ、多少は振動にも強い『フィルムコンデンサ』を用い、耐圧も250Vまで耐えられるものを用意しました。


さらに、耐圧が25Vしかない定電流ダイオード(CRD)を保護するために、『24Vツェナーダイオード』も接続します。
ツェナーダイオード、別名定電圧ダイオードと呼び、ある電圧を超えたとたんに導通する性質を持っています。これにより、万が一24Vを超える電圧が掛かった場合にはこのダイオードで電力を逃がします。

・ノイズ対策用部品 ・裏面に圧着端子加工 ・室内での点灯試験

これらは、保護したい回路になるべく近いところに設置したいのですが、あいにくプリント板回路は作成済みで弾性接着剤で固めてあるため後付けできず、テールライトユニット後面の配線取り出し途中に圧着端子でつなぎこむことにしました。


さぁ、後はバイクにつないで再度試すのみだ!

https://…/2006/01/07/ テールライトLED化計画・ようやく完成!