テールライトLED化計画・回路設計

一時的に東京に戻っていましたが、今日からまた大阪です…ふぅ~。


愛車のバイクVFR750F(RC36)のテールライトをLED化するために、いろいろと悩んでいる最中なのです。
さて、今日は大量のLEDを駆動する回路をどうするかを悩なんでいます。
普段の電子工作趣味でLEDを使用する場合は、ロジックICを利用する関係で、安定しているDC5VやDC12Vを利用することができるし、せいぜい片手で数える位の数のLEDしか使わないから、駆動回路に気を付かう事も無くLEDの数だけ駆動回路を用意していました…


でも、今回はなんたって数が多いので、知恵を絞らないといけません。
まず、今回の作戦の電流制御の方法として…

  1. 抵抗による電流制限(一つ10円)
  2. 定電流ダイオードによる電流制限(一つ50円)

が考えられます。
抵抗制御は安価ですが、電源電圧に比例して電流が変化してしまいます。
定電流ダイオードは前途の欠点は無いのですが若干高価です。
そして、両者の欠点として、誤差が比較的大きいため複数用いた場合に回路毎の電流差が生じてしまう事です。


次に、テールライトにつきものの明暗差をどのようにつけるかは…

  1. 電流制限回路を2系統持たせて切換えさせる
  2. パルス幅変調回路を設ける

が考えられます。
パルス幅変調は無段階の明度調整が可能ですが、構成部品が多くなってしまい振動対策が難しくなるし、温度特性が悪く経年変化も大きいコンデンサを使用しなければならないのです。


色々と思案した結果、以下の原案で考えてみる事にしてみました。

  1. 発光ダイオードは5個直列を1セットとして、それらを並列に構成する
  2. 電流制限は定電流ダイオードを使用する
  3. 明暗切換は、バイク本体からの電源配線が『ストップライト』用と『テールライト』用に分かれて供給されている為、これらに別々に電流制限をする。
  4. 素子によるバラつきに対応するため、一つの電流制限回路をカレントミラー回路にて並列駆動する
  5. ナンバープレート照明用に別回路の白色LED駆動回路を設ける

といったところです。

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・回路図はこんな感じ

この考え方でも、セット単位に流れる電流は、抵抗の精度によってバラツキがでてしまうかもしれませんが、ちょうど手持ちの100Ωの抵抗がたくさんあるので我慢することにします。
さらに、ブレーキランプ点灯時の明るさは、昼間(テールランプ消灯時)と夜間(テールランプ点灯時)で異なってしまいます。

  • 昼間 消灯時:0mA 点灯時:15mA
  • 夜間 消灯時:5mA 点灯時:20mA

本来なら昼間のほうが明るくしたいのに…


早速、この考え方で大丈夫なのかを『ブレッドボード』に回路を仮組みして検証です。(今日は時間がないから、次に東京に戻ってきたらね。)
個人の趣味程度の回路実験時に威力を発揮するブレッドボード。0.1インチピッチ(DIP-ICと同じピッチ)で穴が開いていて同列の穴が導通しています。電子部品を穴に差すだけで色々な回路を作る事ができるんですよ。

https://…/2005/12/03/ テールライトLED化計画・回路仮組み