今週はずーっと午前様だったけど、同僚と当番制にして体力を温存することにした。このペースが9月中旬まで続くんですから。
今日は土砂降りの雨が降りました。その前の日も梅雨らしくシトシト雨が。こんなとき家があるというのはものすごく幸せです。
普通に生活しているとその幸せがあたりまえになってしまい、幸せと感じる能力が鈍ってしまいます。ロングツーリングで10泊とかキャンプで過ごすと、普段の生活で鈍ってしまった人間の感覚を取り戻せるような気がします。(あたりまえすぎるような恥ずかしいことばっかりですが、キャンプ生活をすると素直に感じることなのです。)
- 朝明るくなると、寝ていられません。人間の本能なのか(?)目が覚めてしまいます。
- 夜暗くなると、明かりが無いためあたりは真っ暗になります。ランタンも燃料を食うため必要最小になるため自動的に眠くなってきます。
- 雨の日は狭いテントの中でジーッとして過ごすことになります。炊事や食事のテントの中。トイレだけは傘を差して狭いテント入口を出入りして外に出ます。雨で衣服が濡れても干すことも出来ません。自宅で雨でも普段と変わらずに生活できることがこんなに楽チンだったのか!と思う瞬間です。
- 虫は気にならなくなります。東京で蜂が飛んでくると大騒ぎですが、キャンプ場ではテントを張ると虫たちがすぐに偵察にやってきます。人間も『あっ、偵察だな。』とわかるようになって気にならなくなります。
- 風が強くなると、テントがしなり始め、ジュラルミン製のポールが今にも折れそうになります。1泊程度ならば行程を中止したり、決行したとしてもスブ濡れや装備全滅の事態になっても帰るだけなので何とかなりますが、ロングツーリングの場合は自然の猛威と戦わなければなりません。台風が来るのならば宿を取るのですが、低気圧ぐらいならば…と思っていたら強力だったりもします。現在の生活はよほどのことが無い限り環境に毎日ビクビクしなくてよいのです。
などなど、テント生活をしていると『人間が備えているセンサーでいかに多くの自然界の情報を入手し判断力を発揮するのか』という動物としての能力を否が応でも使うことになる気がします。それが楽しかったりするんですけどね…