今日は朝早起きをして、石川県能登半島の先端『狼煙(のろし)』を目指すことにします。
能登半島は10年以上前にVFR400R(NC24)に乗っていた頃に訪れたことがあるのです。まだルーキーだったのでロクな装備をもっておらず、不便は根性で克服していた…観光案内所を見つけては安い民宿を転々としていた・・・・あぁなつかしい。
https://tarsama.sakura.ne.jp/snapshots_rokkozaki_cape.html 旅の証拠写真 禄剛崎
今回は時間が2日しか無いため、観光よりも走りに重点を置くことにして出発です。
出発
朝5時30分に自宅を出発。持ち物は着替え1泊分(下着だけ。)と梅雨なので雨装備一式をサイドバッグに放り込んだ。
道はガラガラでアッという間に中央高速で針路を西へ。長野県は松本を目指す。
バイクで高速はつまらない、景色も飛んでしまい思い出にも残らないのだが、距離を稼ぐために我慢する。
・今回は軽装 | ・ネコちゃんがたくさん |
早朝なので途中のパーキングエリアでは、人影が無いかわりに猫がたくさん!エサをあげたら王様気分~♪
飛騨高山
安房峠を標高1,512mの安房トンネルで越えて、歴史溢れる街の高山へ初訪問。歴史が嫌いな私でも、街の雰囲気がすでに長い文化があることを物語っている。朝市を開催していて人影もたくさん!
今度、高山をターゲットにしたツーリングを計画してジックリ観にくることにして今回はパス!
ちなみに、『飛騨高山』って呼んでいたけど、『高山市』と『飛騨市』って別々に存在していたのね…
・安房トンネル | ・この辺りの山頂はまだ雪が!猛暑関係なし |
トンネルが出来るまでの安房峠越えは毎年6ヶ月は雪で通行止めになるほどの難所でした。
ルート41
岐阜県高山からは針路を北に変える。何本かルートがありますが、ツーリングマップルのコメント『豪快なアップダウンが続く。高原を走り抜けワインディングが楽しめる。』とあった国道41号をトレースしました。
高原もあったけど、だんだん山奥に入っていき、谷が深くなり山肌を舐めるようなルート取りで、最後はトンネルやスノーシェッドの連続地帯に。地図のコメントのとおり楽しめました。
・途中の道の駅では温泉 | ・ベンチに座り楽しみます | ・R8の山岳地帯 |
昼飯
山を抜け、富山の街に出ました。
海の物を食べたいが海岸まではまだ遠いため良さそうな食堂が見当たらない~。こんな時は回転寿司にすべし。チェーン店では無さそうな店を見つけて勝負してみることにした。
店に入ろうとすると…
ちょうど3人のお客さんが出てきた。私のバイクを見て近付いてくるなり、旅の話も早々、息子さんがバイクに乗り始めたので心配でたまらないのだそうだ。
なんと、いきなり『隼』(SUZUKI GSX1300R)らしい。うーむ、よほどデキた人でないと自分の限界以上のスピードを出してしまい(出せてしまい)事故る様な気がする…
一応同じライダーとして心配させないようにフォローしておいた。
さて、肝心の寿司屋へ…ヤバイ、客はオレだけ。コンベアの上は何も乗っていない!
なんとすべてマンツーマンのオーダー握り寿司じゃん!
おまけに伊豆出身の気さくな人でパートのオバチャンも加わり一時間ほど話し込んでしまいました。
・富山湾の魚の看板が! | ・イカは透明ではありませんでした |
この時に、今日は気温35度もあることを知った… どうりでアスファルトの照り返しがすごいはずだ!
能登島一周
いよいよ能登半島に入り海岸沿いを北上する。ガラガラで爽快感タップリ!
富山湾に浮かぶ能登島は、10年前は有料の橋で結ばれていた。その頃は貧乏なので当然アンチトールロード!でパスしていたが、現在は無料開放していた。その小さな島に上陸し隅々まで一周してみました。
外周路は車一台幅の、適度な田舎道で、当たりの風景に出会えました。キャンプ場もたくさんあり、夏のシーズンはきっとワイワイ混雑するのでしょう。
気温が高いのに誰もいない、一人で夏を先取りしちゃいました。
・能登島大橋 辺りは海 | ・ツインブリッジ能登 | ・能登島の一こま | ・能登島上陸カウンタ |
七尾漁港フィッシャーマンズ・ワーフ
さて、日が傾いてきたので、今日の宿で能登半島を代表する観光地『和倉温泉』(わくらおんせん)の近くの七尾漁港に寄ってみました。
観光客向けの市場があり、雰囲気が楽しめるようになっています。一通り見た後、市場の中にあったすし屋で取れたて魚の寿司に舌鼓。
ちなみに、買った食材を市場の中で焼いて食べることも出来ます。でもせっかくの新鮮素材を焼いてしまうなんてもったいないっ!
・お土産コーナー | ・市場内のすし屋さん |
この日記のコメントにてアドバイスしたくれたくぼたさんのお勧め、ホタルイカを探してみましたがあいにく見当たらず。スルメイカなどの大きなやつはたくさん売っていました。
しまった~、今日はキャンプで自炊にしておけばよかった! イカを刺身にしてもらって、米だけ炊けばパラダイス!だったのに~。
和倉温泉
さすが有名観光地なので、見ただけでわかる高級なホテルや旅館がたくさん。もちろんそんなところに泊まれるわけが無いので、安い素泊まりの宿にしました。でもどこの温泉地にもある共同浴場がここでも『総湯』という名でありました。(ちょっとわかりにくかったなぁ。)
¥450円で入浴が出来ます。
おいしいイカを食べたかったのですが、さすがに肝まで食べられるようなところはありませんでした。ちょっとだけ残念~。
宿に戻ってビールを飲んだらバタンキュ~。