電圧計を車載してみました

愛車のバイク、VFR750F(RC36)に電圧計を設置してみました。ついこの間購入してきた乗用車用の電圧計です。

https://…/2005/06/05/ 車載電圧計を付けよう

以前も書きましたが、バイクの電気回路は単純なので、満充電にするには非常に時間がかかる仕組みになっています。しかも、ヘッドライト常時点灯が義務付けられる前の型なので、ヘッドライトを点灯した夜間走行でもバッテリーの貯金を消費してしまうし、夏の渋滞に巻き込まれエンジン回転が低いときに電動ファンが回りだすと、これまたバッテリーの貯金を消費してしまいます


しかも、バッテリーが弱ってきても、エンジンが回っているときは何とか走るのに必要なだけの電力が発電機から供給されているから気が付かないが、次にエンジンをかけようと思ってもセルモーターが回らなかったりします。
空荷の時ならば押しがけで逃げられるが、ロングツーリング時の荷物満載の時などは、自分ひとりで押しがけする自信が無い。


以前に2回ほど、レギュレーター(発電機からの交流電力を直流定電圧化してバイクの電気回路に供給する機器。)が壊れて異常電圧がバイクの全電気回路にかかってしまった時も、バッテリーが悲鳴を上げるまで気が付かなかった。(詳細は事件簿のページでね。 https://tarsama.sakura.ne.jp/accident.html#accident_nagawado )


走行中でも、ヘタに電気の知識があるのでバッテリーに気を使ってしまうのである。

  • 街乗りの場合は、一度エンジンをかけたらなるべく長い間エンジンを回して充電する
  • 夜間走行中でも、信号停止時や渋滞時のアイドリング中はヘッドライトを消してスモールライトにする
  • 脇抜け出来ない渋滞に長時間ハマり電動ファンを長時間使いすぎると、仕方が無いのでアクセルを軽く開けて電力を発生させるようにする
  • 北海道ツーリング時など、満充電近くになると逆にレギュレーターの負担が増えてしまう(熱に変換して電力を消費する。)ため、昼間でもヘッドライトを点けて消費してあげる

はたして、これらの気遣いが効果があるのさえわからない。


長い前振りだったが、ようやく電圧計を車載してみました。バイク用ではないので防水能力は期待できず、簡易防水加工をしてから直接の風雨を防げるフロントスクリーンの内側に設置してみました。見づらいけど…

https://…/2005/06/08/ 車載電圧計に簡易防水加工

・走行中のポジションからはちょっと見づらい位置に配置

走行中にはそんなに頻繁に見ないであろうという計算からである。(エンジンが回っているときは、レギュレーターからの定電圧制御されている値が常に表示されるハズである。)キースイッチ投入直後の発電機が回っていないときに電圧をチェックして、ヘタリ気味なのかを判断するのである。


ところが、いざ取り付けてみると(最初だけかもしれないが…)結構面白くて走行中でも覗き込んで見てしまう。しかも、温度計もついているしね…


エンジンをかけて数秒たつと大体14.5V付近で落ち着く。アイドリング状態でもライト類を一切使用していなければこの電圧なので、発電電力のみで稼動できていることになる。
しかし、ブレーキをかけてブレーキランプを点けるだけで13V台まで電圧が低下する。電動ファンが回りだすと12V台まで低下する。やはり相当電力を食うらしい。
街乗りが続いていたVFRは、エンジン始動前に電圧を見たら13.1Vと、やや放電していることを示していた。テスト走行を兼ねて三浦半島ショートツーリングに出かけて、横浜横須賀道路(高速道路みたいな道)を20kmほど走ったあと、もう一度電圧を見ると13.5Vトなった。
おぉっ、ちゃんと充電されている!あたりまえのことだけどうれしい。


これで長距離でも必要以上に気を使う必要が無くなる。よしよしっ。