熱風の季節

これから夏を迎えるにあたり、大型バイクに乗っているとエンジンからの熱風が無視できないのである。


なんたって自分の足元すぐでガソリンを燃やしているんだもの。そして馬力に変換できなかったエネルギーを空気中に熱として放出するのでしかたがないのだ。


私の愛車VFR750F(RC36)も、夏の街乗りはたとえ暑苦しくてもブーツがありがたいと思うのです。大きなカウルが前方からの走行風を遮る役目と同時に、エンジンからの熱風を整流してライダーに当てない役目を持っているのですが、その代償として熱風が全て両足のクルブシ周辺に押し出されて来る構造のため、足首をガードしない靴だと余計に暑苦しい事になるのです。


VFR750F(RC36)は比較的うまいこと設計されていて、ライダーから直接エンジンが見えないようにカウルが設けられている(=熱風も直接はこない)のです。
他のバイクだと熱風が上半身直撃だったり、高速走行中でも暑かったりします。


さすがVFR、同排気量帯では価格は高めなのですが、スペックには出てこない場所にこだわりがありますね。


まあ、渋滞に巻き込まれた時の熱源は、自分のバイクが5割で、残りは辺りでエアコンをガンガンかけている車の排熱なんで、どうしようもないんですけどね…