スピードメーターケーブル交換

今日はかねてから予定していた、愛車VFR750F(RC36)のスピードメーターケーブルの交換。
スピードメーターケーブルは、左足ギアシフトペダル脇のチェーンの回転と同期して回る部分から回転運動を取り出して、スピードメーター裏まで続いている。


ドライブ側は容易に目視できる(それでも、取り外したり整備のためにはサイドカウル、アンダーカウルを取り外す必要がある。)が、メーターパネル裏に到達するのは非常に面倒だ。

バラシ作業

1.左右のサイドカウルを外す。
2.アンダーカウルを外す。
3.左右のバックミラーを外す。
この作業は普段何度も実施しているので簡単~。

4.フロントスクリーン(風除け)を外す
この作業も普段何度も実施しているので簡単~。

5.左右のインナーパネルを取り外す
この間新設したインバーター装置起動スイッチの配線を外す(コネクタ式にしておいてよかった!)

6.メーターパネル左右の化粧板を外す
これも、ネジを外すだけ。

7.フューエルリモートコックを外す
これがきつかった!サービスマニュアルでは、コックが付いているステーごと外すように指示されているが、取り付けられているネジが固く、かつ狭くてドライバーが入らない。
相当難儀しました。結局外れなくてコックそのものをバラシました。

8.ヘッドライト、左右ウインカーの配線を外す
これも、コネクタ式なので引っ張るだけ

9.アッパーカウルを取り外す
初のアッパーカウル取外し作業になります。ヘッドライトユニットなどがついているため結構重いですね。
しかも、外そうとしたらレーダー探知機の配線やグローブヒーターの配線などが引っかかり体でカウルを押さえながら配線を一つずつバラシていった。
おまけにカウル自体の経年変化の影響か、『しなり』がなくバキバキ割れました。あとでアロンアルファのお世話になろう。


これでようやくメーターパネル裏に到達することが出来ました。ここまでに2時間が経過………

・メーターパネル裏、中央部分にメーターワイヤーが接続されていました。

ケーブル交換

さっそく、メーターパネル裏のケーブルを外してみます。結構綺麗ですね。

・メーター側のケーブルの状態

次に、ドライブ側のケーブルも外してみるとこちらも結構綺麗です。

・中央がドライブ機構とワイヤ、左側のケーブルは、クラッチの油圧系統

あれっ、ケーブル切れの診断が間違っていたのかな(?)とりあえずケーブルワイヤを引っ張ってみると、スルスルっと抜けます。が、やはり切れていました。全部が抜けません。

・切れていたメーターケーブルワイヤー

ここでスルッと全部抜けてくれたらインナーケーブルのみを交換しようと思ったのですが、残念ながら抜くことが出来ず、ケーブルアセンブリ全体の交換作業に着手。


ケーブルルートのインシュロックを一旦全て切断し、スパークプラグのチャージングコイルが邪魔なので、共締めされているエンジンマウントボルトも1本外し、古いケーブルを取り外し、交換。うーん順調。
新しいケーブルの接続自体は簡単ジャン。インターネットでの事前調査ではこれが結構難しいというようなことが書いてあったのにね…

・スピードメーターケーブルの配線ルート。左足ギアシフトペダル付近から、エンジン・ラジエターの横を通っていく

ケーブルは、メーター側が四角形のワイヤ、ドライブ側がマイナスネジ式になっているため、もし取り付けに失敗するとしても、少なくともメーター側は問題にならないだろう。


ということで、今度は今までと逆の手順で、もう一度インシュロックでケーブルを固定し、各種配線の復旧、カウルの取り付け...
をしてみた。
さあ、あとはサイドカウルを取り付ければ完了というところで試乗してみました。

試乗

バイクに跨りアクセルを開ける。


するとスピードメーターが上昇する。やるじゃん直ったジャン。と思ったのもつかの間。
アクセルを戻すと走行中なのになぜか指針が0に戻る。加速中しか正常に動かないのだ。


なんだよ~。再びアンダーカウルを取り外し、ドライブ側の調整してみても改善されず。ガックシ。


もう一度アッパーカウルを取りはずす気力が無く次回に持ち越すことにしました。