赤キップ・行政処分

今日は、朝早くから警視庁、府中運転免許試験場に出向いた。

私は今日から30日間の運転免許停止処分(いわゆる免停)なのだ。

今日は、次の二つから今後の処分を選択しなければならない。

  • 免許証を返納し、すなおに30日間の停止処分を受け、期間経過後に再度出頭して免許証を受け取る。
  • ¥13,800円を支払い、今日一日拘束され講習を受け、その後の筆記試験結果で期間短縮をしてもらう。最良ならば29日短縮されて今日一日は運転しませんという誓約書と引換えに免許証を受けとる。(今日一日で全てが完了する可能性がある。)

処分者講習

私は後者の処分者講習を受講する選択肢を取る。

早速、出頭窓口になる『試験場4階行政処分課③窓口』に、呼び出し葉書と免許証を提示(没収)すると、代わりに警視総監名の運転免許停止処分書を渡された。
また、処分者講習を受ける意思を確認され、受講希望者は別の場所に誘導される。

・出頭窓口 ・免許停止処分書

もう一度『完全任意の講習で丸一日拘束され最後まで受けなくてはならない。』ことを承諾させられた上で受講票((?)正式名称失念)を渡された。

続いて、東京都収入証紙購入窓口にて現金¥13,800円と引き換えに収入証紙を購入し、受講票に張り付ける。

・ぐわっ、¥13,800円分の証紙

講義室・午前

講義室入り口で座席の指定を受けてから入室。
室内はまるで小学校のような合成木&鉄パイプ製の学習机がズラ~っと並んでいる。

・教室 ・今日の時間割

今日はみんな春の交通安全運動期間にヤラレタのか、人数が多い。

9時20分からは延々と座学講習。講師はどう見ても警察OB、交通安全協会のじいちゃん二人。じいちゃん特有のしゃべり方で、物凄く聞き取りずらい
民間の有料セミナーなら講師も常に評価されていて、そのあたりは受講者側からいくらでも指摘できるのに、じいちゃんがいつまでも現役。有料だぞ! 講師にもう少し力を入れる必要があるべし。

適性検査、ビデオ鑑賞、座学が終わったら、実車教習。教習コースに出て、3~4人で1台の車に乗車して教官から指導されるのだ。
しかし、普段二輪車しか乗らない私。車なんてほとんど運転しない。(持っていないしねぇ~)外周周回ならまだしも、クランクやS字なんか車両感覚がわからないのでつらいぞ!!
ということを申告したら、私だけ外周メインのコースにしてくれた。一人約6分。ぐるぐるとコース内を運転して、日頃ついてしまった悪い癖を教官が指摘する。

私も『左周りが大回りだったけど、普段車に乗っていない人にそこまで言うのは酷だね。』というまずまずのレベル。クランクS字も問題なく通過出来ました。

・教習車

昼休み

昼休みは自由なので、懐かしい自動二輪限定解除試験を受けた二輪車コースが見えるところで昼食。
コースはガラガラだった。大型二輪が教習所で取れず、警察での俗称一発試験しかないときは、受験者でごった返していたが今はシーンとしている。
と、思ったら、たった一人の受験者がコースに入ってきた。なんと女性。
がんばれ~』と声に出さずに応援すると共に、立ち上がって覗いてしまった。

さぁっ、スタート。東京・府中試験場ではスタートすると、いきなり特別課題の一本橋。彼女は平均台に乗ることが出来ずにすぐに検定中止!
でも、一人しか受験者がいないので、試験官が『いいよっ、最後まで走って!』なんてことを言っている。いいなぁ。
でも彼女、ちょっと大型二輪を扱うには技量不足でしょ。ふらつき、ウインカー出しっぱなし、発進時エンスト、直角クランク通過不能。一発試験とはいっても、どこかで練習をしてこないと大型二輪試験は受からんよ。

・大型自動二輪試験中

受講室・午後

相変わらず午後も座学。時間の関係で試験に出る場所しか読み上げない
こんな講習でなんか意味があるのか(?) 毎年会社で地元警察署主催の安全講習の方が役に立っていると思うなぁ~。

そのあとは試験、シュミレーター実習と続き、試験結果発表。全員『優良』で、29日間の短縮をゲット。

¥13,800円と会社休んだ一日なのに、どうせやるならもう少し実践に役立つ講習をして欲しかったなぁ。残念。

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