観音様と手打そばの郷 出流(いづる)でまったり・・・・

暑い~、こんな日はさわやかに"おそば"が食べたいなぁ~・・・・


そう思っていたところ、くぼたさんと意気投合。一緒におそばを食べに行くことに。
ただし、私はバイクくぼたさんは車なので、要所要所で待ち合わせて走る作戦です。


くぼたさん・・・・会社の先輩なのですが、元々同じ課で、私が設計開発し実証実験までした某制御装置を、全国に飛んで設置調整してくる"おいしいところ"以降を引き継いでもらった人。ちくしょ~(笑)


集合は朝7時・・・・あれっいない。
電話したらまだ寝ていた!! なに~! でも、起床後10分で出撃してくるなんて、どんだけクイックレスポンス!(?)


目的の山里『出流地区』は、東北道栃木インターから山に入っていったところ。
八王子から東北道方面に行くには意外と不便で・・・・

作戦名 距離 利点 欠点
[シタミチルート]
R16で東北道岩槻インターを目指す
約 63 [km] 最短距離 結構な距離をシタミチで走るので体力消耗
[王道ルート]
中央道→首都高→東北道
約 77 [km] シタミチ無し! 首都高の渋滞にハマると地獄
[渋滞回避ルート]
中央道→圏央道→関越道→外環→東北道
約 112 [km]渋滞ポイントほぼ無し距離がスゲェ長い

といった作戦のみ。どれも欠点がでかい! まぁ、休日の朝早い時間だと、郊外に向かう方向は混雑するけど、都心は何とかなるでしょ・・・・で『王道ルート』作戦で。

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・車とバイクの混成編成

ぷぷぷ~っっっ!!
中央道上り、いきなり渋滞7km40分


猛暑の中、40分も渋滞に填っていたら確実にバッテリー上がる!(これが元でテールライトをLEDに換装したので、今ならもっと耐えられると思うけど・・・・)

ちなみに・・・・のコーナー
私の愛車VFR750F(RC36)の電力事情は、アイドリング時だとこんな感じ。
状態 電圧計読み値
LEDスモールライト点灯状態、無線機受信状態 14.5 [V]付近
上記+ブレーキ踏んだ状態 14.4 [V]付近(ほぼ誤差範囲)
ヘッドライト点灯状態 12.5 [V]付近 アイドリング時はライトを消灯するから点け続けた場合不明
ファン回転状態 12.5 [V]付近で、10~20秒で0.1[V]ずつ電圧が落ちていく!
アイドリング状態でファンが回りつづけると、ジワジワと電力を消耗していき、そのうちエンジンの点火が不安定になる。
昔はヘッドライト常時点灯ではないので、アイドリング時は発電量が少ないのです。

これはイカン! 非常時用に定めておいた集合場所、東北道蓮田SAまでワキヌケ先行で!

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・今日も快晴! すいすい首都高S1線

今日は雲ひとつ無い快晴! 写真でみるとすがすがしい青空ですが、実際にバイクに乗っているとキケンな暑さ!


水分は取るとしても、塩分も取っておかないと倒れそう~、というわけで、ついこの間も食べたけど、まる天のタコ棒チーズ棒

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・まる天のチーズ棒 ・中はとろけるチーズ

水もガブガブ飲んで、さぁ出発~

順調東北道

この先が渋滞しているみたいだけれど、目的の栃木インターは渋滞が始まる前に着いてしまうのでラッキー!

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・快晴で暑い~東北道を北進

あっ、ちなみに私のバイクは20歳で電気系統が弱い~なんて言っていますが、くぼたさんの車も21歳(だっけ(?))で電気系統が弱く、エアコンを使わずに窓全開走行!
暑さという条件ではバイクと一緒なので、サービスエリアで水がぶ飲み! さらには『倒れそうな気がする~』とリゲインまで服用!


確かに照り返しがキツいし、標高が高くないのでむちゃくちゃ暑い! たまらず一つ先の佐野SAでも休憩・・・・

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・東北道・佐野SA ・地元牧場産の瓶コーヒー牛乳

くぼたさん、蓮田SAでペットボトル2本も買い込んでいたのに、ココに来るまでの途中に全部飲んじゃったんだって


バイクだと走行中は飲めないからな・・・・。

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・栃木インターに到着~

今日は目的地が関東圏内なので、アッと言う間に到着~

出流へ

栃木インターからは県道を通って徐々に山奥へ・・・・。

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・栃木県道32号→県202号

山が近づいてくると・・・・やたらとダンプカーが多く・・・・さらには大工業地帯へ突入!
(肝心な部分の写真を撮り忘れています! 道路に乾いた砂が浮いているところが多数あって、写真どころでなかった!)


この辺りの山は石灰岩で出来ているようで、石灰生産工場がずら~っと連なっているのです。
ええっ~、こんなところに蕎麦屋街があるの(?)(?)(?)(?)と不安になりますが、工業地帯が終わればまたもとの静かな山間に。

出流

出流山の麓に到着です。この一体だけなぜか多数の手打ち蕎麦屋が密集しているゾーンなのです。

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・出流山ゾーンに到着 ・これ全部蕎麦屋(1個所矢印付け忘れ!)

バイクを止めて歩いて徘徊しますが・・・・アッチもコッチも蕎麦屋だらけ!すげぇな!!


ちょうど下流側から入ってきたところのいちばん良いポジションにあるお蕎麦屋さんには行列が!

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・行列まで出来ている『いづるや

混雑はキライなので、他のお店にしよう。他の店もすぐソコに見えてるし・・・・都心の吉野家より数が多いぞ!


で、50m程歩いたところにあったところに突入~

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・次に見つけたお蕎麦屋さん ・手打ちそば・いしやま

美味い! 水が!


オーダーやらなんやらの前に、水がぶ飲み!
いかん、これでは失礼だ!というわけで、『まいたけの天ぷら』と『生粉うち(10割)』をオーダー。メニューには他にも『せいろ(8割)』もあり、喉越しや香りを楽しめるようになっています。

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・まいたけ天

美味い~ 揚げたてなので、シャクシャクしたいい音がします。


そして本命の登場!

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・生粉うち(10割)

うんうん、美味しい。アッと言う間に平らげてしまいました。
これなら新そばの時期にもう一度来たいなぁ~


普段なら大盛りとかにするんですけど、わざとノーマルでガマンして・・・・2軒目に行こう。


どこにしよう~、と悩むぐらいアチコチに御蕎麦屋が・・・・っていうか、蕎麦屋以外は無い!

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・とにかく蕎麦屋だらけ・・・・

民宿と御蕎麦屋を兼業しているところが美味しそうな気がしたので、再突入!


ここもまぁ~硬派な店で、蕎麦も一人ずつのオーダーではなく、人数分まとめて一皿でオーダーするシステム一人でこの店に入った場合はその時点で撃沈な店です。

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・1人前というメニューは無い

さっきのお蕎麦と天ぷらで結構お腹いっぱいな私だったのですが、お蕎麦なら食べられそうな気がして5合をオーダーしたんですが・・・・


ど~ん!と現れたおそば! 超巨大!

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・5合のお蕎麦 写真ではわかりずらいけど、超巨大

美味い・・・・けど・・・・こんなに食べれない!


途中からはガマン大会・・・・。結局私は1/3程しか食べていなくて、あとは全部くぼたさんが食べてくれました。
ううぅぅぅ゛ぅ゛~~動けない!

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・近くの神社でまったり・・・・小川がヒンヤリして涼しい~

近くの神社付近に小川があり、おそらく湧き水がわきたて(?)な川なんでしょう。水が超冷たい。
そのおかげでその付近の気温もヒンヤリ涼しい~


これは気持ちいい~。お腹が落ち着くまでまったりです・・・・。

明治・大正・昭和・・・・須花トンネル

出流の近くに、変わったトンネルがあるので足を運んでみました。
昔から交通があったのか、トンネルが3本並列に走っていて、それぞれ明治時代の建設大正時代の建設昭和時代の建設と、何度も作り変えて立派になっていきました。

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・3本並行する須花トンネル

後から知ったのですが、このトンネル、有名な心霊スポットなんですって。私はその筋の人ではないので何にも感じませんでしたねぇ・・・・。


昭和トンネルの近くのスペースにバイクと車を止めて、徒歩で探索開始です。

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・ここからは徒歩で。

まずは、目の前にある昭和時代のトンネル。ただ普通のコンクリートで出来たトンネルです・・・・。

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・普通な昭和時代のトンネル

続いて、昭和トンネルの右に逸れていく旧道を歩いていきます。

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・右に逸れていく旧道 ・森の中を進みます

旧道は木々が生い茂った細い道。あぁ~涼しい~。やっぱり自然の中はいいねぇ~。


100mほど歩けば、見えてきました大正時代のトンネルです。

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・大正時代のトンネル ・この時代のトンネルは入口が重厚

入口は石を積み重ねて作られた重厚な作りです。


額字は何か彫られていますが、後から作られた鉄の柵が邪魔です!

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・内側はレンガを積み重ねて作られています。

内側は煉瓦造り。この時代にコンクリートとかが無かったんでしょう。すべて石、またはそれに準ずるものを積み重ねて製作しているのですね。


いま歩いてきた道を戻り、こんどは反対側の山道を150mほど登坂します。
見えてきたのは・・・・明治時代トンネル!

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・明治時代トンネルは手掘り 明治22年1月 延長117m

この時代は石を積み重ねるのではなく、手で掘ったものです。
写真は何枚撮っても手前の落石があった石に露出があってしまい、肝心のトンネルの岩肌とかが写っていませんが、肉眼だとゴツゴツした岩の質感、手掘りの荒々しさを見ることが出来ます。


なにげな~くその時代の技術の違いを見ることが出来ました。

帰路

帰路は、山をクネクネ・・・・としたいところですが、関東平野の終端ギリギリのところにいるのであんまり選択肢がない!


ヘタに平野を走ろうとすると市街地走行となってしまい全然楽しくない!
というわけで、北関東道の伊勢崎ICまで、ちょっとだけ山岳を経由したら後は高速で一気に帰ろう作戦

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・快走路 ・山はい~ね~。遅い車が居ないから!

山区間が終り、市街地へ。案の定トロトロ走行・・・・暑い~
走っていないから風が当たらず、余計に暑い~


ようやく混雑を抜け、北関東道伊勢崎ICから高速度巡航へ・・・・これで楽になる。

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・北関東道伊勢崎IC ・ようやく高速度巡航

暑い~、これは堪えるなぁ~。どうも速度を上げれば上げるほど暑い! こりゃ~完全に気温が体温を越えているぞ!


後から調べたら、気象庁伊勢崎アメダスで16時に36.7℃最高気温は37.9℃ぐほほ~~~~、あつい~
なんか意識が朦朧としてきた気がするので、上里SAでたっぷり休憩。

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・この日ほどソフトクリームが美味しく感じたことは無い!

ソフトクリーム美味い~。美味いマズイの前にこれを食べると体の内側から冷え冷え~、が嬉しい!


せめてもの救いが、渋滞がまだ始まっていないこと。

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・うんざりするほどの青空

このまま八王子まで渋滞レスで帰る事が出来ましたが、暑さのせいで物凄く疲れた~
本当にお疲れ様でした!


今度は新蕎麦の季節にのんびりしたいです。ついでに宇都宮で餃子も!

ちなみに、北関東方面は夕方から雷雨! 降られる前に帰ってこれて大正解なのでした~

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