アンテナ基台のメンテナンス

私の愛車のバイクVFR750F(RC36)には、アマチュア無線送受信用のアンテナを設置しています。
設置してから一年以上が経過し、アンテナ自体の耐久性に問題がない事がわかりました。さすがにバイク用に耐震設計されたアンテナだけの事はあります。途中でモゲてしまうといった故障とは無縁です。


しかし、問題はアンテナ基台です。
私のバイクのナンバープレートは、比較的柔らかい樹脂性の泥除けに設置されている為に、よくバイク用として市販されているナンバープレートに共締めするタイプのアンテナ基台だと強度が不足すると計算し、またバイク収納時はカバーを掛ける関係上アンテナを折り曲げる必要があるため、自動車用の多関節型を使用しています。

https://…/2007/12/08/ 無線アンテナ設置完了…? (日記への登場は07年12月ですが、実際には07年5月には設置済み。)

ところが、自動車とバイクの機動能力の圧倒的な違いなのか、横方向のGに対する対応力が不足しすぐに傾いてしまうのです。
基台をネジで止めるのですが、横Gがかかるとネジを緩める方向に基台が動き、その動きの原動力はアンテナ全体にかかる慣性なのでこれを打ち消す手段は無く、いくらネジを締め込んでも無意味なのです。

https://…/2008/01/19/ 無線アンテナ設置強化

そこで対応策としてネジロック材を塗布してみたのです。
これが絶好調! ネジの緩みがなくなり、低速タイトな林道を走ろうが、北海道に行こうがアンテナはしっかりと直立していました。


しかし、あれだけの横Gに耐え続け、かつ風雨に曝されていると徐々に性能が低下してくるのか、じわじわとアンテナが傾いてくるようになります。

・アンテナ基台 ・ネジを外して分解 ・さらに分解

仕方がないので半年に一度はバラバラに分解して清掃し、再度組み付ける作業を行ないます。
分解するとネジ穴やネジはネジロック剤の残骸にまみれているので、一旦ブレーキクリーナーを使用して脱脂し、ブラシで磨いたりペーパー掛けをして磨きます。

そして、綺麗になったパーツを、ネジ部にネジロック剤を塗布しながら丁寧に組みつけていきます。

・ネジも綺麗に磨く ・ネジロック剤を準備 ・綺麗なパーツを組み付け

一つ一つ、全てのネジにネジロック剤を塗布し、確実に締めこんでいきます。アンテナ基台付属のL型六角レンチでは十分にトルクを掛けられないので、わざわざ大型の六角レンチを準備してまで、確実に組み上げます

・大型六角レンチ ・ネジロック剤塗布済み ・確実に締め込みます ・ピカピカです。

ネジロック剤の硬化時間は、24時間。このまま一日放置すればリフレッシュ完了です。

車速連動アンプ回路を作らないと!

製作途中のままほったらかしになっていた回路を完成させないことには、アンテナはただのオブジェに成り下がってしまうので、製作再開することにしました。

https://…/2007/11/20/ ヘルメット側回路の使用感

どこまで作業していたのか完全に忘れているので、各種性能の測定から始めました。
今まではその辺りに転がっているスピーカーを繋いで回路設計をして、性能測定をしていたのですが、実際のヘルメットに設置済みのスピーカーでテストすると・・・・

・特性測定中 ・問題のスピーカー駆動部 ・無線機とMP3プレーヤーでは出力レベルが10倍違う

音が小さい! それではと音量最大にすると、今度は無線機出力の音が割れる!
オシロスコープで調べると、出力波形が電源電圧でクランプクリップされちゃっています・・・。
なんだよ~、こんな基本的なことぐらい、事前に調べて置けよ~。スピーカーのインピーダンスが違うのか(?)


とりあえずMP3プレーヤー部分は殺して作業継続しようかしら(?)

https://…/2009/01/03/ うう~っ、豚丼が食べたい